システム管理者は、リリース 11.3.4 から リリース 12.9 に CA APM データを移動する場合はデータのマイグレーションを行います。 リリース 12.9 のインストール後、CA 管理データベース(CA MDB)構造がアップグレードされます。また、データのマイグレーションを求めるメッセージが表示されます。
重要: リリース 12.9 では、リリース 12.8 でマイグレートされなかったオブジェクトをマイグレートできます。 これらのオブジェクトとは、コストと支払いの拡張および監査、カスタム関係と監査、および関係の拡張および監査です。 このリリースでは、カスタム関係および製品提供されなかった関係を含むすべての関係がマイグレートされます。 以前リリース 11.3.4 からデータをマイグレートした場合は、これらのオブジェクトのデータのみをマイグレートできます。 再度完全なデータ マイグレーションを実行する必要はありません。
アップグレードのインストールとデータのマイグレートは個別のプロセスです。
CA APM マイグレーション ツールキットには、リリース 11.3.4 データベース構造から新しい リリース 12.9 データベース構造に CA APM データをマイグレートするための以下のツールが含まれています。
以下の図は、システム管理者がデータをマイグレートする手順を示します。

CA APM データをマイグレートするには、以下の手順に従います。
参照用と修正アクション用のマイグレーション前レポート データを使用します。
参照用と分析用にマイグレーション後レポート データを使用します。
例: リリース 11.3.4 から リリース 12.9 への CA APM データのマイグレーション
ミリアムは Document Management Company で CA APM システム管理を担当しています。 ミリアムは CA APM リリース 11.3.4 を リリース 12.9 にアップグレードし、古いデータ構造からアップグレードしたデータ構造にデータをマイグレートしたいと考えています。 ミリアムは、新リリースへのマイグレーションおよびアップグレードを開始するための前提条件を確認します。
ミリアムは、CA APM マイグレーション ツールキットを起動します。 まず、マイグレーション前レポートを生成して確認します。 このレポートは、マイグレーション ユーティリティを実行する前に、古いデータ構造で修正する必要があるオブジェクトを識別する上で役立ちます。 レポートの一部は、後で同じ名前を持つアセットの新しい名前を設定したり、手動マイグレーションを実行したりするために使用します。
古いデータ構造の修正を行った後、ミリアムは重複するアセット名を識別するために、重複アセット名レポートを確認します。 ミリアムは重複アセット名コンフィギュレータを開き、重複するアセット名用の名称変更設定を選択します。 マイグレーション ユーティリティを実行すると、これらのアセット名が変更されます。
ミリアムはマイグレーション ユーティリティを開きます。 次に、データベース接続をテストして、正しい CA APM 旧データベース バージョンが正しい新リリース データベース バージョンにマイグレートされることを確認します。
ミリアムはマイグレートするオブジェクトを選択し、マイグレーション ユーティリティを実行します。 進捗状況とステータス メッセージを参照して、マイグレーション プロセスを監視します。 すべてのオブジェクトがマイグレートされたら、マイグレーションの監査履歴オブジェクトが使用可能になります。 ミリアムは監査履歴オブジェクトを選択し、マイグレーション ユーティリティを再実行します。
マイグレーション ユーティリティ プロセスが完了したら、マイグレーション後レポートを生成します。 このレポートには、正常にマイグレートされたデータとマイグレートされなかったデータが示されます。 マイグレートされなかったデータは、手動でマイグレートする必要があります。
手動マイグレーションは、アップグレードされた CA APM リリース 12.9 Web インターフェースを使用して実行します。 ミリアムは Web インターフェースを起動します。 マイグレーション後レポートの情報を使用して、手動マイグレーションを実行します。 マイグレートされたデータを確認し、マイグレーション処理を完了します。
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