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オブジェクト マイグレーションの実行

重要:前提条件」で説明したサービスおよびスケジュール タスクに加えて、リリース 12.9 サービスが実行されていないことをマイグレーション ユーティリティの実行前に確認してください。

[CA APM マイグレーション ユーティリティ]ウィンドウでは、[CA APM オブジェクト]領域の階層構造にあるマイグレーション オブジェクトがリスト表示されます。 マイグレートするオブジェクトを選択します。 データを段階的にマイグレートできます。 階層構造により、1 つの階層レベル内のすべてのオブジェクトを選択したり、または 1 レベル内の個別のオブジェクトを選択することができます。

マイグレートするオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトの階層内のすべてのオブジェクトが選択されます。 これらのオブジェクトはセカンダリ オブジェクトと呼ばれます。 階層内のセカンダリ オブジェクトが最初にマイグレートされ、選択したトップレベル オブジェクトが最後にマイグレートされます。 たとえば、[コストと支払い]トップレベル オブジェクトを選択すると、[コストと支払い]オブジェクト階層内の[請求コード]、[価格タイプ]、および[コスト タイプ]セカンダリ オブジェクトも選択されます。 そのセカンダリ オブジェクトを参照するにはトップレベル オブジェクトを展開します。 マイグレーションでは、[請求コード]、[価格タイプ]および[コスト タイプ]を最初にマイグレートします。 トップレベル オブジェクト[コストと支払い]はそのセカンダリ オブジェクトの後にマイグレートします。

マイグレートしないオブジェクトについては、隣のチェック ボックスをオフにできます。 マイグレートする 1 つのオブジェクト、オブジェクトのグループまたはすべてのオブジェクトを選択できます。

すでにマイグレートされたオブジェクトは、[完了]ステータスとなっているため、それらのチェック ボックスは無効です。 このように、マイグレーション ユーティリティは、すでにマイグレートされたオブジェクトをマイグレートできないようになっています。

実行するために選択できるオプションを表示するにはオブジェクトを右クリックします。 利用可能なオプションは、オブジェクトの現在のステータスに依存します。 オブジェクトを右クリックしたときに、以下のオプションを選択できます。

監査履歴オブジェクトは最初は無効になっています。 最初は、非監査オブジェクトのマイグレートから開始します。 マイグレーションが正常に完了すると、監査履歴オブジェクトが有効になり、イベントの監査生成に完了ステータスが示されます。 オプションが有効になり、すべてのアプリケーションおよびサービスがオンラインに復帰したら、監査履歴オブジェクトをいつでもマイグレートできます。

重要: データのサイズによっては、監査履歴オブジェクトのマイグレートに時間がかかる場合があります。 監査履歴のレコード数が約 100 万件の場合、オフピーク時間にマイグレートすることをお勧めします。

次の手順に従ってください:

  1. [CA APM マイグレーション ユーティリティ]ウィンドウで、マイグレートするオブジェクトの隣のチェック ボックスをオンにします。

    注: イベントが製品で正常に動作するには、マイグレーション オブジェクトのリストからイベントの監査生成を選択します。 イベント用の監査生成は、ベースライン監査レコードを作成します。

  2. [開始]をクリックします。

    マイグレーション進捗状況をモニタするには[メッセージ]タブ内の情報を見ます。

    マイグレーションが正常に完了すると、ウィンドウの選択領域内のオブジェクトのステータスが[完了]となります。

    注: マイグレーションが失敗した場合、以下の場所にあるオブジェクト マイグレーション ログ ファイルで詳細を確認してください。

    [ITAM Root Path]¥Migration Toolkit¥migration-utility¥logs
    
  3. (オプション)マイグレーションが成功した場合、監査履歴オブジェクトを選択し、手順 2 を繰り返します。
  4. [終了]をクリックします。

    [CA APM マイグレーション ユーティリティ]ウィンドウが閉じます。

マイグレーションが完了した場合、以下のサービス マネジメント製品用のサービスを再起動します。