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このリリースの新機能

バージョン 3.7.14 - 2013 年 5 月 20 日

注: このリリースは正式な CA AppLogic® General Availability リリースであり、すべてのパートナーとお客様はすぐにご利用いただけます。 CA AppLogic® の現在のリリースは 3.7.14 です。

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

CentOS 6.3 の再ベース

CPU の過剰サブスクリプション

ジャンボ フレームのサポート

カタログとアプリケーションの更新

機能拡張された OS サポート: Windows および Linux

拡張性の向上: 1 つのサーバ当たり 100 のアプライアンス

Web ユーザ インターフェースの改善

インフラストラクチャ エディタの向上

Cloud Commons Marketplace - サポートページからリンク

Web API の拡張機能

その他の新機能

Backbone Fabric Controller (BFC)の新機能

ドキュメントの強化点

CentOS 6.3 の再ベース

このリリースには、CentOS 6.3 への以下のコンポーネントの再ベースが含まれています。

この拡張機能はより安定した堅牢な基盤となる OS を提供し、CentOS のリリース 5.x 以降の大量のパッチを活用します。 これにより、以下の改善を提供します。

ベンダー名

デバイス名

ベンダー ID: デバイス ID、
サブベンダー ID: サブデバイス ID

3PAR

3PAR、不明

1590:0075, 1590:0076

3PAR

3PAR、不明

1590:0075, 1590:0077

3PAR

3PAR、不明

1590:0075、1590:007d

アダプテック

AIC-9405W SAS (Razor-Lite ASIC non-RAID)

9005:043e

アダプテック

AIC-9405W SAS (Razor-Lite ASIC RAID)

9005:043f

アダプテック

AIC-9405W SAS (Razor-Lite HBA non-RAID)

9005:0432

アダプテック

AIC-9405W SAS (Razor-Lite HBA RAID)

9005:0430

アダプテック

AIC-9410W SAS (Razor ASIC non-RAID)

9005:041e

アダプテック

AIC-9410W SAS (Razor ASIC RAID)

9005:041f

アダプテック

AIC-9410W SAS (Razor HBA non-RAID)

9005:0412

アダプテック

AIC-9410W SAS (Razor HBA RAID)

9005:0410

アダプテック

ASC-58300 SAS (Razor-External HBA non-RAID)

9005:0416

ブロケード コミュニケーションズ システムズ

1010/1020/1007 10 Gbps CNA

1657:0014

ブロケード コミュニケーションズ システムズ

415/815/41B/81B 4 Gbps/8 Gbps PCIe シングル ポート FC HBA

1657:0017

ブロケード コミュニケーションズ システムズ

415/815/41B/81B 4 Gbps/8 Gbps PCIe デュアル ポート FC HBA

1657:0013

ブロケード コミュニケーションズ システムズ

804/807 8 Gbps FC HBA 1657:0021

1657:0021

コンパック コンピュータ コーポレーション

コンパック コンピュータ コーポレーション、不明

0e11:ffff

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:324d

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:333f

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1920

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1921

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1922

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1923

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1924

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1925

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1926

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1927

HP カンパニー

HP カンパニー、不明

103c:323b、103c:1928

インテル

21555 Non transparent PCI-to-PCI Bridge

8086:b555、1332:5460

10 ギガビット イーサネット

ベンダー名

デバイス名

ベンダー ID: デバイス ID、
サブベンダー ID: サブデバイス ID

ブロケード コミュニケーションズ システムズ

1010/1020/1007 10 Gbps CNA

1657:0014

ギガビット イーサネット

ベンダー名

 

ベンダー ID: デバイス ID、
サブベンダー ID: サブデバイス ID

SysKonnect

SK-9872 Gigabit Ethernet Server Adapter (SK-NET GE-ZX dual link)

1148:4300

ファスト イーサネット(100 Mbps)

ベンダー名

デバイス名

ベンダー ID: デバイス ID、
サブベンダー ID: サブデバイス ID

3Com Corporation

3c359 TokenLink Velocity XL

10b7:3590

Emulex Corporation

Emulex Corporation、不明

10df:0720

CPU の過剰サブスクリプション

CPU の過剰サブスクリプションは、グリッドまたはサーバ単位で CPU リソースの過剰プロビジョニング(過剰コミット)を可能にします。 たとえば、デュアル ソケットを持つ 4 つのサーバ グリッドおよびクアッド コア プロセッサでは、物理的に合計 32 のコア(4x2x4)になります。 2 回の過剰サブスクリプションで、論理的に合計 64 のコア(4x2x4x2)になります。 Xen ハイパーバイザは、CPU の過剰サブスクリプションをネイティブでサポートします。 これにより、スケジューラは以前のバージョンの CA AppLogic® よりも多くの VM をサーバごとに開始できます。

注:

物理 CPU コアを最大 4 回まで過剰にサブスクライブできます。 CPU 過剰サブスクリプションは、Xen および ESX グリッドの両方でサポートされ、すべてのコマンド ライン、WebUI、および WS_API サポートが含まれます。

ダッシュボードには、過剰サブスクリプション リソースの正しい使用状況を表示する以下のリソース グラフが表示されるようになりました。

オーバーコミット

注: 詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」の「システム ダッシュボード」を参照してください。

ジャンボ フレームのサポート

CA AppLogic® 3.7 は、Xen ベースのグリッド用「ジャンボ」フレームをサポートするようになりました。

ジャンボ フレームは、NIC がより大きなサイズ パケット(1.5K に対して 9K)を転送することを可能にし、指定されたデータ量を転送するのに必要なパケット数を減らします。 1 秒あたりのパケット数が少なくなれば、サーバのコンピュータ リソースの中断や負荷が減るため、指定した計算能力でのパフォーマンスが向上します。

グリッド上のすべてのサーバに 10 GB ハードウェアがある場合、CA AppLogic® は自動的にジャンボ フレームを有効にします。 また、グリッド管理者も 10 GB および 1G ベースの Xen グリッドの両方でコマンド ラインを使用して、この機能をオプションで有効または無効にできます。

注: 以前のバージョンの CA AppLogic® に 10G ベースの Xen グリッドがある場合、CA AppLogic® 3.7 にグリッドのアップグレードを開始する前に、バックボーン ネットワーク スイッチがジャンボ フレーム(9000 より大きい MTU。お使いのスイッチのドキュメントに従ってください)をサポートするように適切に設定されていることを確認してください。

同様に CA AppLogic® 3.7 で 10G ベースの Xen グリッドを作成する場合、グリッドの作成を開始する前に、バックボーン ネットワーク スイッチがジャンボ フレーム(9000 より大きい MTU。お使いのスイッチのドキュメントに従ってください)をサポートするように適切に設定されていることを確認してください。

重要:

スイッチに、有効でないか使用可能でないジャンボ フレームを持つ 10G バックボーンがある場合、[グリッドの追加]ウィザードを使用してグリッドを作成する場合は、ジャンボ フレームを無効にする必要があります。 [グリッドの追加]ウィザードの[コントローラ]の[詳細設定]で、[編集]をクリックして[グリッド パラメータ]エディタを開きます。 グリッド パラメータを次のように指定します。

jumbo_frames_mode=disable

ジャンボ フレームをサポートするように、バックボーン スイッチが正しく設定されていると確認できるまで、この機能を有効にしないでください。正しく設定されていない場合、グリッドの作成およびアップグレードは失敗します。

詳細情報: 「BFC ユーザ ガイド」の「グリッド パラメータ リファレンス」。

カタログとアプリケーションの更新

カタログおよびアプリケーションへの以下の更新が、GA リリースに含まれています。

CentOS 6.3 ベースのアプライアンスとアプリケーション

すべてのアプライアンスおよびアプリケーションが、CentOS 6.3 で再ベースされています。 また、グリッド サーバおよびコントローラで基盤となる OS も、CentOS 6.3 で再ベースされています。

これにより、さらに安定した堅牢な基盤となる OS が提供され、CentOS のリリース 5.x 以降の大量の改善が活用されます。

注: ファイラ アプライアンスは、リリース 3.5 の一部として CentOS 6.3 にアップグレードされました。

注: 詳細については、「アプリケーション カタログ リファレンス ガイド」を参照してください。

複数外部インターフェース(MEI)サポートの強化

MEI または複数外部インターフェースとしても知られる新しいスタイルの Raw インターフェースは、CA AppLogic® 3.5 の新機能として含められました。 このリリースでは、この機能をより使いやすくするために以下のことを行いました。

注: 詳細については、「アプライアンス カタログ リファレンス ガイド」の「システム カタログ」を参照してください。

HVM 仮想マシン用の読み取り専用ボリュームのエミュレーション

HVM 仮想マシンでは、ボリュームが同時アクセスを正しく共有できるように、ボリュームへの true の読み取り専用アクセスがサポートされます。 OS がこのようなボリューム(マウント ポイントはそれぞれ専用で、制限された書き込み領域のコンテンツはアプライアンスの停止で破棄される)をマウントできるように、制限された書き込み機能がゲスト OS に提供されます。

これにより、さまざまなターゲット ボリューム サイズや block-copy-by-filer のパフォーマンス最適化オプションを使用する場合でも、HVM アプライアンス(例: Windows VDS)の複数のインスタンスを同時にプロビジョニングできるようにします。

Windows アプライアンスの同時プロビジョニングを断念せずに、より多くのユーザがグリッドに同時にログインできるように、さらに多くのグリッドで block-copy-by-filer オプションを使用できるようになります。

注: この機能は Xen に限りサポートされています。ESX では機能しません。

後方互換性用の WEB5 アプライアンス

前のリリースから WEB5 アプライアンスは、後方互換性をサポートするように維持されています。

注: このアプライアンスは将来のリリースで削除されます。

注: 詳細については、「アプライアンス カタログ リファレンス ガイド」の「システム カタログ」を参照してください。

機能拡張された OS サポート: Windows および Linux

CA AppLogic® には、以下のサポートが含まれるようになりました。

Windows
Linux Distros

注: 詳細については、「アプライアンス開発者ガイド」を参照してください。

拡張性の向上: 1 つのサーバ当たり 100 のアプライアンス

CA AppLogic® は、以前の GA リリースの 60 より増強され、1 つのサーバ当たり最大 100 のアプライアンスをサポートするようになりました。

注: ESX ベースのグリッドについては、1 つのサーバ当たりのアプライアンスの最大数は 70 に制限されています。

Web ユーザ インターフェースの改善

以下の改善が Web ユーザ インターフェースになされました。

パフォーマンスの向上

Web ユーザ インターフェースのパフォーマンスに以下の改善がなされました。

注: 詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」を参照してください。

OVF のインポート ウィザード

OVF 形式での仮想マシンの新しいウィザード ベースのインポート。 Linux および Windows OVF イメージの両方のインポートが、この新しいユーザ インターフェース ウィザードでサポートされています。 (CA AppLogic® の以前のバージョンでは、image2class コマンドを使用するだけで OVF パッケージをインポートできる場合がありました)。

新しいクラス作成ウィザードを使用して OVF イメージをインポートすることにより、新しいクラスを作成できるようになりました。 将来のリリースでは既存のクラスから開始してブランチ化、またはオペレーティング システム ISO のインストール イメージから開始するなどの他のメソッドをサポートします。

新しいウィザードを使用し、OVF イメージをインポートして、グリッドに管理対象外のシングルトン アプライアンスを作成します。 Virtual Machine がインポートされた後、APK をインストールし、VM を管理対象アプライアンスを作成できます。

OVF ウィザードは、「アプリケーション」タブまたは「インフラストラクチャ エディタ」の内部から起動できます。

注: 詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」の「クラス作成ウィザード」を参照してください。

ネットワーク リストの並べ替えの向上

ダッシュボードのネットワーク リソースのリストは、「ネットワーク」または「VLAN ID」列のいずれかで並べ替えることができるようになりました。

以前の並べ替えは、「名前」列(「ネットワーク」にタイトルが変更されました)により修正されていました。

netresource

注: 詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」を参照してください。

大容量のネットワーク リスト

CA AppLogic® の以前のバージョンでは、VLAN の大量のリストを表示する方法はありませんでした。

このリリースでは、リストが大きすぎて単一ページに表示できない場合、スクロール バーがダッシュボードのネットワーク リソース セクションに追加されています。

注: 詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」を参照してください。

インフラストラクチャ エディタの向上

エディタのズーム

このリリースでインフラストラクチャ エディタのグラフィカル エレメントは、ズーム インおよびズーム アウトできるように拡張が行われました。

zoomzoom

マウス ホイールのスクロール、オブジェクトへのズーム、ズームして調整、選択へのズーム、および注釈へのズームでは、より迅速なズーム ナビゲーションがサポートされます。 また、この拡張機能はロード回数を改善し、エレメントが 100% 以上に拡大される場合の読みやすさを保持します。

アプライアンス進捗状況のインジケータ

このリリースでアプライアンスは、開始および停止している間に視覚的な進捗状況インジケータを表示するようになりました。

startprogress

注: 詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」の「キャンバス」を参照してください。

Cloud Commons Marketplace - サポートページからリンク

CA AppLogic® サポート ページから直接 Cloud Commons Marketplace にアクセスできます。

cloudcomm

注: 詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」の「サポート」を参照してください。

Web API の拡張機能

Web API v2 アプリケーションの新しく拡張されたバージョンでは、以下の新しいコマンドが追加されています。

vdc/set

グリッド設定パラメータを設定します

vdc/reboot

グリッドを再起動します。

vdc/shutdown

グリッドをシャットダウンします。

vdc/power_cycle

グリッドの電源を入れ直します

srv/shutdown

サーバをシャットダウンします

srv/enable?&all

すべてのサーバを有効にします

srv/disable?&all

すべてのサーバを無効にします

srv/power_on?&all

すべてのサーバの電源をオンにします

srv/power_off?&all

すべてのサーバの電源をオフにします

srv/power_cycle?&all

すべてのサーバの電源を入れ直します

app/create?app=name

空のアプリケーションを作成します(テンプレート指定は省略)

app/exec?app=name&cmd=command

アプリケーションにログインし、指定されたコマンドを実行します

comp/exec?app=name&comp=compname&cmd=command

アプリケーション コンポーネントにログインし、指定されたコマンドを実行します

vol/migrate

指定されたストアへの、または無効なサーバからボリュームをマイグレートします

vol/migrate_status

進行中のボリューム マイグレーションの状態をレポートします

vol/move?app=name&vol=volume&volnew=new-location

ボリュームを別の場所に移動します。

vol/import?app=application&vol=name&target=filename

/vol/_impex/ 上のコンテナ ファイルからボリュームをインポートします。

vol/export?app=application&vol=name&target=filename

/vol/_impex/ 上でコンテナ ファイルにボリュームをエクスポートします。

util/cloudstore_list?&user_name=...&user_password=...

Cloud Commons からダウンロードされる製品を表示します。

util/cloudstore_get?&user_name=...&user_password=... &product_id=prodID&license_type=...

Cloud Commons から製品をダウンロードします。

Web API コマンドおよび構文に関する詳細については、以下のリンクを参照してください。

その他の新機能