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単一システムに CA Risk Authentication を展開する方法

CA Risk Authentication コンポーネントをインストールするには、CA Risk Authentication 8.0 InstallAnywhere ウィザードを使用します。 このウィザードでは CompleteCustom のインストール タイプをサポートしています。

注: 単一のコンピュータ上に CA Risk Authentication をインストールして設定する場合、インストーラを実行する際に[Complete]オプションを使用します。

以下の図は、CA Risk Authentication 8.0 をインストールするために実行するタスクを示しています。

RA_Single_Installation

以下のタスクを実行します。

  1. Complete インストールの実行
  2. データベースのセットアップの確認
  3. データベース スクリプトの実行
  4. アプリケーション サーバの準備
  5. 管理コンソールの展開
  6. 管理コンソールへのログイン
  7. システムのブートストラップ タスクの実行
  8. CA Risk Authentication サーバ サービスの開始
  9. CA Risk Authentication ケース管理サービスの開始
  10. UDS の展開
  11. ユーザ行動プロファイリング アプリケーションの展開
  12. サンプル アプリケーションの展開
  13. (オプション)ユーザ行動プロファイリング アプリケーションの展開
  14. インストールの確認
  15. サンプル アプリケーションをリスク評価に使用する方法
  16. インストール後のチェックリストの適用

重要:

CA Risk Authentication を単一システムにインストールする場合は、以下の点に注意してください。

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

Complete インストールの実行

アプリケーション サーバを準備する方法

管理コンソールの展開

システムのブートストラップ タスクの実行

CA Risk Authentication サーバ サービスの開始

CA Risk Authentication ケース管理サービスの開始

ユーザ データ サービス(UDS)の展開

ユーザ行動プロファイリング アプリケーションの展開

サンプル アプリケーションの展開

インストールの確認

サンプル アプリケーションをリスク評価に使用する方法

インストール後のチェックリストの適用

Complete インストールの実行

CA Risk Authentication をインストールするには、Administrators グループの単一のユーザ アカウントを使用します。 そうしないと、インストールがエラーなしで完了した場合でも、インストールの重要な手順が正常に完了しません。

CA Risk Authentication パッケージのすべてのコンポーネントをインストールするには、Complete インストールを実行します。 これらのコンポーネントには、CA Risk Authentication サーバ、およびデータベースの設定に必要なスクリプトが含まれます。

次の手順に従ってください:

  1. ログインし、インストーラを解凍したディレクトリに移動します。
  2. インストーラを実行する権限があることを確認します。 ない場合は、以下のコマンドを実行します。
  3. 以下のコマンドを入力した後に Enter キーを押して、インストーラを実行します。
  4. [次へ]をクリックします。
  5. 使用許諾契約書の内容をよく読み、Enter キーを押して使用許諾契約書のテキストの次の画面を表示します。 Enter キーを複数回押す必要がある場合があります。

    使用許諾契約書に同意する場合は、「Y」を入力してインストールを続行します。

    注:N」を入力すると、警告メッセージが表示され、インストールが停止されます。

    インストーラはこの時点で、その他の CA 製品がシステムに存在するかどうかを確認します。

    インストーラが既存の CA 製品インストール(既存の ARCOT_HOME)を検出した場合

  6. [次へ]をクリックします。
  7. 以下のいずれかの手順に従って、インストール場所を選択します。
  8. (既存の Advanced Authentication 製品がすでにインストールされているシステムにインストールする場合にのみ該当) 以下のいずれかのオプションを選択し、Enter キーを押します。
  9. 1」と入力して、すべてのコンポーネントをインストールするデフォルト(Complete)インストールを選択し、Enter キーを押します。
  10. 選択するデータベースに対応する番号(1. MS SQL Server 2. Oracle データベース 3. MySQL)を入力して、Enter キーを押します。

    選択したデータベースに応じて、以下の画面が表示されます。

  11. 以下の情報を入力して、Enter キーを押します。
  12. バックアップ データベース アクセスの設定で、以下のいずれかの手順を実行します。
  13. 暗号化モードを選択し、暗号化に使用される情報を入力します。
    マスタ キー

    データベースに保存されるデータを暗号化するために使用されるマスタ キー用のパスワードを指定します。

    デフォルト値: MasterKey

    注: インストール後にマスタ キーの値を変更する場合は、新しいマスタ キーの値を使用して securestore.enc を再生成します。 詳細については、「インストール後のハードウェア セキュリティ モジュール情報の変更」を参照してください。

    HSM の設定

    (オプション)ハードウェア セキュリティ モジュール(HSM)を使用して機密データを暗号化する場合に指定します。 このオプションを選択しない場合、デフォルトでは、ソフトウェア モードを使用してデータが暗号化されます。

    PIN

    HSM に接続するパスワードを入力します。

    Choose Hardware Module

    以下のいずれかの HSM を指定します。

    • 1. Luna HSM
    • 2. nCipher netHSM
    HSM パラメータ

    以下の HSM 情報を設定します。

    Shared Library: HSM に対応する PKCS#11 共有ライブラリへの絶対パス。

    Luna (cryptoki.dll)および nCipher netHSM (cknfast.dll)の場合は、ファイルの絶対パスと名前を指定します。

    Storage Slot Number: データの暗号化に使用される 3DES キーが使用可能な HSM スロット。

    • Luna の場合、デフォルト値は 0 です。
    • nCipher netHSM の場合、デフォルト値は 1 です。

      注: HSM のパラメータ値は、<install_location>\Arcot Systems\conf\ にある arcotcommon.ini ファイルに記録されます。 インストール後にこれらの値を変更する場合は、「設定ファイルおよびオプション」の説明に従って、このファイルを編集します。

    [次へ]をクリックします。

  14. [Pre-Installation Summary]画面の情報を確認し、Enter キーを押します。
  15. Enter キーを押してインストールを開始します。 前の画面での設定を変更したい場合は、その画面に戻るまで[Back]をクリックします。 必要な変更を行った後、Enter キーを押して続行します。
  16. Enter キーを押します。 インストーラは以下のタスクを実行するため、数分かかることがあります。

    上記のタスクが正常に完了すると、インストールは完了します。

  17. Enter キーを押してインストーラを終了します。

    プロンプトが再度表示されるまで、(インストーラが一時ファイルをクリーンアップするため)数分間待機する必要がある場合があります。

  18. UTF-8 サポートが有効になっていることを確認します。 そのためには、以下の手順に従います。
    1. <install_location>/arcot/odbc32v70wf/odbc.ini ファイルに移動します。
    2. [ODBC] セクションを見つけます。
    3. IANAAppCodePage=106 エントリがこのセクションにあることを確認します。
    4. このエントリがない場合は、追加します。
    5. ファイルを保存して閉じます。

注: インストールが完了したら、「インストール後の作業の実行」の説明に従ってインストール後のタスクを実行してください。

インストール ログ

インストール後、<install_location> ディレクトリのインストール ログ ファイル(Arcot_RiskFort_Install_<timestamp>.log)にアクセスできます。 たとえば、インストール ディレクトリとして /opt ディレクトリを指定した場合、インストール ログ ファイルは /opt ディレクトリに作成されます。

インストールが何らかの理由で失敗した場合、エラー メッセージはこのログ ファイルに記録されます。