前のトピック: 単一システムに CA Risk Authentication を展開する方法次のトピック: データベース スクリプトの実行


Complete インストールの実行

CA Risk Authentication をインストールおよび設定するには、Administrators グループの単一のユーザ アカウントを使用します。 そうしないと、インストールがエラーなしで完了した場合でも、インストールの重要な手順が正常に完了しません。

CA Risk Authentication パッケージのすべてのコンポーネントをインストールするには、Complete インストールを実行します。 これらのコンポーネントには、CA Risk Authentication サーバ、およびデータベースの設定に必要なスクリプトが含まれます。

次の手順に従ってください:

  1. CA Risk Authentication-8.0-Windows-Installer.exe ファイルのあるディレクトリに移動し、このファイルをダブルクリックします。
  2. [次へ]をクリックします。
  3. 使用許諾契約書を読み、[I accept the terms of the License Agreement]オプションを選択し、[Next]をクリックします。

    インストーラはこの時点で、その他の CA 製品がシステムに存在するかどうかを確認します。

    インストーラが既存の CA 製品インストール(既存の ARCOT_HOME)を検出した場合

  4. [次へ]をクリックします。
  5. Complete to Install]を選択し、[Next]をクリックします。
  6. データベースのタイプに応じて、以下のいずれかを選択し、[Next]をクリックします。

    選択したデータベースに応じて、以下の画面が表示されます。

  7. 以下の情報を入力します。
  8. データベースの詳細を指定した後、[Test Data Source]ボタンをクリックして、データベースに正常に接続できるかテストし、ボタンの下のフィールド内と同じか結果を確認します。
  9. 次へ]をクリックします。
  10. 暗号化モードを選択し、暗号化に使用される情報を入力します。
    マスタ キー

    データベースに保存されるデータを暗号化するために使用されるマスタ キー用のパスワードを指定します。

    デフォルト値: MasterKey

    注: インストール後にマスタ キーの値を変更する場合は、新しいマスタ キーの値を使用して securestore.enc を再生成します。 詳細については、「インストール後のハードウェア セキュリティ モジュール情報の変更」を参照してください。

    HSM の設定

    (オプション)ハードウェア セキュリティ モジュール(HSM)を使用して機密データを暗号化する場合に指定します。 このオプションを選択しない場合、デフォルトでは、ソフトウェア モードを使用してデータが暗号化されます。

    PIN

    HSM に接続するパスワードを入力します。

    Choose Hardware Module

    以下のいずれかの HSM を指定します。

    • Luna HSM
    • nCipher netHSM
    HSM パラメータ

    以下の HSM 情報を設定します。

    Shared Library: HSM に対応する PKCS#11 共有ライブラリへの絶対パス。

    Luna (cryptoki.dll)および nCipher netHSM (cknfast.dll)の場合は、ファイルの絶対パスと名前を指定します。

    Storage Slot Number: データの暗号化に使用される 3DES キーが使用可能な HSM スロット。

    • Luna の場合、デフォルト値は 0 です。
    • nCipher netHSM の場合、デフォルト値は 1 です。

      注: HSM のパラメータ値は、<install_location>\Arcot Systems\conf\ にある arcotcommon.ini ファイルに記録されます。 インストール後にこれらの値を変更する場合は、「設定ファイルおよびオプション」の説明に従って、このファイルを編集します。

    [次へ]をクリックします。

  11. [Pre-Installation Summary]画面内の情報を確認し、[Next]をクリックします。
  12. Install]をクリックし、インストール プロセスを開始します。

    [Microsoft Visual C++ 2010 x86 Redistributable Setup]画面が表示されます。 この画面は、CA Risk Authentication をインストールしている現在のシステムに Microsoft Visual C++ 2010 x86 がインストールされていない場合にのみ表示されます。

  13. [Microsoft Visual C++ 2010 x86 Redistributable Setup]画面で、以下の手順を実行します。
    1. I have read and accept the license terms]を選択して、[Install]をクリックします。

      [Installation Progress]画面が表示されます。 数秒間表示される場合があります。 しばらくすると、[Installation Is Complete]画面が表示されます。

    2. Finish]をクリックして[Microsoft Visual C++ 2010 x86 Redistributable Setup]ダイアログ ボックスを閉じ、インストールを続けます。

    [Installing CA Risk Authentication]画面が表示されます。

    しばらくすると、[Installation Complete]画面が表示されます。

  14. Done]をクリックして、CA Risk Authentication のインストールを完了します。

注: インストールが完了したら、「インストール後の作業の実行」の説明に従ってインストール後のタスクを実行してください。

インストール ログ

インストール後、<install_location> ディレクトリのインストール ログ ファイル(CA_CA Risk Authentication_Install_<timestamp>.log)にアクセスできます。 たとえば、インストール ディレクトリとして C:\Program Files ディレクトリを指定した場合、インストール ログ ファイルは C:\Program Files ディレクトリに作成されます。

インストールが何らかの理由で失敗した場合、エラー メッセージはこのログ ファイルに記録されます。