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共通テナント マッピング ファイルの作成方法

共通テナント管理を設定するとき、必要なタスクとして共通テナント マッピング ファイルを作成します。 共通テナント マッピング ファイルを作成するには、以下の手順に従います。

  1. CA Service Catalog および CA Service Desk Manager 内のテナント構造を確認し、両方で使用するためのマージされた構造を作成します。 必要に応じて、手動でまたはモデリング ソフトやグラフィック ソフトを使用して、構造をマッピングします。 これらの手順を完了する間にいつでも構造を参照できるように、構造が描かれたものまたは印刷されたものを手元に用意しておきます。
  2. MDB がインストールされているコンピュータで、Windows のコントロール パネルを使用して、CA Service Catalog サービス(CA カタログ コンポーネント、課金コンポーネント、CA Service Fulfillment、Message Queue 4.1 Broker)を停止します。
  3. ant コマンドを実行して、マッピング ファイルを作成します
  4. マッピング ファイルを開きます。 「サービス プロバイダ」マッピング エントリの後に、作成したマッピング エントリごとに新しい行を追加します。 「サービス プロバイダ」エントリをモデルとして、以下のフォーマットを使用して各エントリを指定します。
    CA Service Desk Manager ビジネス ユニット ID=CA Service Catalog ビジネス ユニット ID
    

    以下に例を示します。

    0x60B4EAC8B85E41DH97E647CF84A93CFA=87958EK983987D42AB2A4PAEF808C129

    重要: 親テナントをマッピングすると、親のみがマッピングされ、子はマッピングされません。 そのため、次の手順で説明する自動マッピングが実行されるようにするために、親と子を個別にマップするか、または親のマッピングを省略してください。

  5. 共通テナント マッピング ファイル内のエントリを作成するためのルールに従います。
  6. 共通テナント マッピング ファイルのサンプルを確認し、ファイルのフォーマットとコンテンツ、およびその実行結果について理解しておきます。 サンプル ファイルを使用して、マッピング ファイルのコンテンツを確認します。
  7. この手順の初めに停止した CA Service Catalog サービスを再起動します。

共通テナント マッピング ファイルが作成されました。 これで、ユーティリティを実行する準備ができました。

ant コマンドを実行してファイルを作成する

共通テナント管理を設定するとき、必要なタスクとして共通テナント マッピング ファイルを作成します。 このファイルを作成するには、ant generate-merge-config コマンドを実行します。

次の手順に従ってください:

  1. [スタート]-[プログラム]-[CA]-[Service Delivery]-[Service Delivery Command Prompt]をクリックして、CA Service Catalog コマンド プロンプトを開きます。
  2. CA Service Catalog コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
    ant generate-merge-config
    

    共通テナント マージ ユーティリティが実行され、tenants.conf という名前のテナント マッピング ファイルが作成されます。 ユーティリティは、このファイル内で以下を実行します。

    マッピング エントリを作成する際に、これらの名前とデータベース ID を使用します。

  3. メモ帳などのテキスト エディタを使用して、merge-tenants.conf ファイルを開きます。

    このファイルは、USM_HOME にあります。

    テキスト エディタでないプログラムでファイルを開いた場合は、テキストのみの形式でファイルを保存してください。

  4. ファイルの内容をチェックして、前述の主要セクションが存在し、適切に表示されていることを確認します。 そうなっていない場合は、マッピング ファイルを作成する前に共通マルチテナント管理が設定されていることを確認してください。 設定を確認し、必要であれば、ant generate-merge-config コマンドを再実行してください。

ant コマンドの実行によって、共通テナント マッピング ファイルが作成されました。