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HTTP テスト

HTTP テストでは、Web サイトにログインし、そのサイトのテストを実施するのに必要な時間の量をモニタします。 サイトは直接、またはプロキシを使用してテストできます。 このテストは、Web ページ上の正規表現を検索する機能と、テスト中にトラバースされるネスト レベルの数を指定する機能をサポートしています。

SRM では、すべての HTTP 要求に HTTP 1.1 がデフォルトで使用されます。 HTTP 1.0 のレスポンスも処理されます。

オプションと引数

HTTP テストには、以下のテスト固有のオプションと引数が必要です。

これらのオプションと引数は、テストを作成または変更するときに指定します。

注:

このセクションでは、Web サーバ レスポンスをテストする例を紹介します。

例 1:Web サーバ レスポンスのテスト

この例を使って、http://www.ca.com のメイン Web ページにアクセスするのにかかる時間をモニタするテストを作成します。 この例は、60 秒に 1 回サーバをテストし、レスポンスを受信するまで最大 20 秒間待機します。 また、直前の 300 秒(5 分間)分のレスポンス時間と可用性の統計値を計算します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[HTTP]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「ca_web」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「ca.com test」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「60」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「20」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「300」を指定します。
  9. [テストする URL]フィールドに「http://www.ca.com」と入力します。 http:// を含む完全な Web アドレスを指定します。
  10. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  11. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=25 
type=http
desc="ca-web" 
dest="http://www.ca.com" 
args="max_depth=3&content_dl=true&content_err=false"
interval=60 
samples=1 
timeout=20 
window=300 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="ca.com test"
class=""
context=""
flags="100"
loglevel=3
}

例 2:プロキシ経由の Web サーバ レスポンスのテスト

この例を使って、http://www.weather.com のメイン Web ページにアクセスするのにかかる時間をモニタするテストを作成します。 このテスト例では、ポート 8080 で実行されているプロキシ サーバ(myproxy)を経由して weather.com の Web サイトにアクセスします。 この例は、60 秒に 1 回サーバをテストし、レスポンスを受信するまで最大 20 秒間待機します。 また、直前の 300 秒(5 分間)分のレスポンス時間と可用性の統計値を計算します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[HTTP]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「weather.com_proxy」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「Proxy Test」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「60」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「20」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「300」を指定します。
  9. [テストする URL]フィールドに「http://www.weather.com」と入力します。 http:// を含む完全な Web アドレスを指定します。
  10. [プロキシ サーバ]フィールドに「myproxy」と入力します。
  11. [プロキシ ポート]フィールドに「8080」と入力します。
  12. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  13. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=26 
type=http
desc="weather.com_proxy" 
dest="http://www.weather.com" 
args="max_depth=3&content_dl=true&content_err=false&proxy=myproxy:8080"
interval=60 
samples=1 
timeout=20 
window=300 
tos=0 
status=active 
name="Proxy test"
class=""
context=""
flags="100"
loglevel=3
}

例 3:Web サーバ コンテンツの照合

この例を使って、http://www.weather.com の Web ページをダウンロードし、コンテンツ内で正規表現「cumulus」を検索するテストを作成します。SRM は、この正規表現がテストの[結果]フィールドに表示される回数を記録します。 この例は、60 秒に 1 回サーバをテストし、レスポンスを受信するまで最大 20 秒間待機します。 また、直前の 300 秒(5 分間)分のレスポンス時間と可用性の統計値を計算します。 同様の例を使って、HTTPS テスト タイプとセキュリティ保護された Web サーバを指定すれば、HTTPS テストのコンテンツをテストできます。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[HTTP]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「weather.com_content」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「Test Web Content at http://www.weather.com」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「60」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「20」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「300」を指定します。
  9. [テストする URL]フィールドに「http://www.weather.com」と入力します。 http:// を含む完全な Web アドレスを指定します。
  10. [フレームの深さ]フィールドで、デフォルトの 3 をそのまま使用します。サイトの 3 階層にまたがって検索テキストが検索されます。
  11. [テキスト一致]フィールドに「cumulus」と入力します。
  12. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  13. [テストの保存]をクリックします。

テストの変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=27 
type=http
desc="weather.com." 
dest="http://www.weather.com_content" 
args="max_depth=3&search=cumulus&minmatch=1&content_dl=true&content_err=false"
interval=60 
samples=1 
timeout=20 
window=300 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="Web server content"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

HTTP テストの実行時に発生する可能性があるエラーについては、「HTTP テストのエラー コード」を参照してください。