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リモート ホストへの Data Repository バックアップの設定(単一ノードおよびクラスタへのインストール)

Data Repository はリモート ホストにバックアップできます。

各 Data Repository ノードが、バックアップ用に独自のリモート ホストを持つことを推奨します。 たとえば、Data Repository ノードを 3 つ持つクラスタ環境では、Data Repository ホストはそれぞれ専用のバックアップ ホストを持つ必要があります。

重要: クラスタ環境では、クラスタ ノードごとのバックアップで使用する各リモート ホストで、以下の手順を実行してください。 クラスタ内の各ノードをバックアップする必要があります。

次の手順に従ってください:

  1. コンソールを開き、リモート バックアップ ホストとして使用するコンピュータに root ユーザとしてログインします。
  2. リモート バックアップ ホストで Vertica Linux データベース管理者ユーザを作成するには、以下のコマンドを入力します。
    useradd database_admin_user -s /bin/bash
    

    例:

    useradd dradmin -s /bash/bin  
    

    注: Data Repository ホストに存在するリモート バックアップ ホストに、同じ Vertica Linux データベース管理者ユーザを作成します。 Data Repository ホストとリモート バックアップ ホストが、LDAP または Network Information Service (NIS)に接続されていないこと、および同じ Vertica Linux データベース管理者ユーザを共有していることを確認してください。

  3. Vertica Linux データベース管理者ユーザを作成するには、以下のコマンドを入力します。
    passwd database_admin_user
    

    例:

    passwd dradmin
    
  4. リモート バックアップ ホストに Vertica ディレクトリを作成するには、以下のコマンドを入力します。
    mkdir /opt/vertica/bin
    
    mkdir /opt/vertica/oss
    
  5. Vertica ディレクトリの所有者を変更するには、以下のコマンドを入力します。
    chown -R dradmin /opt/vertica
    
  6. リモート バックアップ ホストからログアウトします。
  7. リモート バックアップ ホストの Data Repository ホストにパスワードなしの ssh を設定するには、以下の手順に従います。
    1. コンソールを開き、Vertica Linux データベース管理者ユーザとして Data Repository ホストにログインします。
    2. 以下のコマンドを入力します。
      ssh-keygen -N "" -t rsa -f ~/.ssh/id_rsa 
      cp ~/.ssh/id_rsa.pub ~/.ssh/authorized_keys2 
      chmod 644 ~/.ssh/authorized_keys2
      
    3. リモート バックアップ ホストの認可されたキーのリストに Vertica Linux データベース管理者ユーザ公開鍵をコピーするには、以下のコマンドを入力します。
      ssh-copy-id -i dradmin@backuphost
      
    4. コンソールを開き、Vertica Linux データベース管理者ユーザとしてリモート バックアップ ホストにログインします。
    5. Data Repository ホストからリモート バックアップ ホストに Vertica rsync および python ツールをコピーするには、以下のコマンドを入力します。
      scp dradmin@<drhost>:/opt/vertica/bin/rsync /opt/vertica/bin
      scp -r dradmin@<drhost>:/opt/vertica/oss/python /opt/vertica/oss
      
  8. リモート バックアップ ホストに新しい /opt/vertica/bin/rsync ファイル ディレクトリと /opt/vertica/oss/python ディレクトリがあることを確認します。
  9. リモート バックアップ ホストにバックアップ ディレクトリを作成するには、以下のコマンドを入力します。
    mkdir backup_directory
    
    backup_directory

    Data Repository をバックアップするディレクトリを指定します。 大量の空きスペースがあるディスク パーティション上のバックアップ ディレクトリを選択します。 これらのディレクトリにデータベース管理者ユーザによる書き込みができない場合は、chown および chmod コマンドを使用して、このユーザにディレクトリへのアクセス権を付与します。

    注: クラスタ インストールでは、データベースをバックアップする前に、バックアップ ディレクトリを作成します。 ホストごとに異なるバックアップ ディレクトリを選択できます。

    例:

    mkdir ~dradmin/backups
    

詳細:

Data Repository の自動バックアップの設定方法(単一ノードおよびクラスタ へのインストール)