Data Repository は、前提条件に適合した後でインストールできます。 Data Aggregator の前に Data Repository をインストールします。 インストール処理の一部として、以下のスクリプトを順番に実行する必要があります。
各スクリプトを実行すると、スクリプトが実行された Data Repository ホスト上の installation_directory/logs ディレクトリに対応するログ ファイルが生成されます。 これらのログ ファイルには、スクリプトの段階的な出力が含まれます。 スクリプトの出力をレビューして、スクリプト実行の成功/失敗を確認できます。
重要: Data Repository をインストールする前に、システム要件を確認します。
次の手順に従ってください:
重要: クラスタ インストールでは、クラスタに含まれている 3 つのホストのいずれからでも、Data Repository のインストールを開始できます。 必要なソフトウェア コンポーネントは、インストール中に他の 2 つのノードにプッシュされます。
chmod u+x installDR.bin
./installDR.bin
sudo ./installDR.
重要: installDR.bin ファイルは Data Repository をインストールしません。 このファイルは Data Repository rpm、ライセンス ファイル、および 3 つのインストール スクリプトを抽出します。 Data Repository は、後続の手順でインストールします。
使用許諾契約が表示されます。
Data Repository をインストールするコンピュータで、X Window System を実行せずに Data Repository のインストール ファイルをセキュア シェルまたはコンソールから抽出した場合、使用許諾契約はコンソール モード(コマンド ライン)で表示されます。 それ以外の場合、使用許諾契約はユーザ インターフェースに表示されます。
注: 論理ボリューム マネージャ(LVM)を /opt ディレクトリに使用しないでください。
Data Repository のインストール パッケージ、ライセンス ファイル、および関連するセットアップ スクリプトが、選択したディレクトリに解凍されます。
デフォルト: dradmin
注: このユーザがシステムに見つからない場合、Vertica インストーラが作成します。 このユーザが Vertica データベース管理者となります。 dradmin ユーザが作成されない場合、ユーザ Vertica に変更すると、自動的に管理者ユーザを作成します。
デフォルト: /export/dradmin
注: Vertical インストーラがユーザを作成すると、このディレクトリが作成されます。 ホーム アカウントにつながるディレクトリがすでにシステムに存在することを確認してください。 たとえば、/export/dradmin を使用する場合、/export が存在することを確認する必要があります。
デフォルト: /data
注: 論理ボリューム マネージャ(LVM)をデータ ディレクトリに使用しないでください。
デフォルト: /catalog
注: 論理ボリューム マネージャ(LVM)をカタログ ディレクトリに使用しないでください。
デフォルト: yourhostname1,yourhostname2,yourhostname3
デフォルト: drdata
デフォルト: dbpass
注: ここで定義するデータベース パスワードは Data Aggregator のインストール中に使用されます。
ssh-keygen -N "" -t rsa -f ~/.ssh/id_rsa cp ~/.ssh/id_rsa.pub ~/.ssh/authorized_keys2 chmod 644 ~/.ssh/authorized_keys2
ssh-copy-id -i root_user@remotehost
SSH ID をコピーしているクラスタ内の別のホストです。
ssh root_user@remotehost ls
注: 3 ノードのクラスタでは、前の手順が 6 種類必要となります。
パスワードなしの SSH が正しくセットアップされている場合、パスワード入力は要求されません。 また、'ls コマンド' からディレクトリがリスト表示されます。
./dr_validate.sh -p properties_file
以下に例を示します。
./dr_validate.sh -p drinstall.properties
sudo ./dr_validate.sh –p properties_file
以下に例を示します。
sudo ./dr_validate.sh –p drinstall.properties
注: sudo ユーザとして検証スクリプトを実行する場合、Vertica データベース管理者パスワードを求められます。 その際、パスワード入力を複数回求められることがあります。
検証スクリプトは、クラスタ内のすべてのホストにわたって root ユーザに対するパスワードなしの SSH を確立します。 root アカウントに対してパスワードのない SSH が 存在しない場合、パスワードを求められます。 パスワード入力を複数回求められることがあります。
注: 検証スクリプトで再起動が必要になることがあります。
./dr_install.sh -p properties_file
sudo ./dr_install.sh –p properties_file
インストール スクリプトは、データ リポジトリをインストールし、データベースを作成してから、不要な Vertica プロセスを無効にします。 データベース管理者ユーザがすでに存在しない場合、インストール スクリプトがそれを作成します。 次に、スクリプトは、新しいパスワードを割り当てるようにユーザに促します。
su - dradmin
/opt/vertica/bin/adminTools
データベース名が表示され、[State]には「UP」と表示されます。
注: データベースが自動的に起動しない場合は、データベースを手動で開始するために Start DB を選択します。 データベースが起動されない場合、Data Aggregator インストールは失敗です。
Data Repository がインストールされると、3 人のユーザが作成されます。
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新規ユーザの例 |
パスワードの例 |
オペレーティング システムのユーザ アカウント |
Vertica データベースのユーザ アカウント |
注記 |
権限 |
|---|---|---|---|---|---|
|
spread |
N/A |
はい |
いいえ |
このユーザは、Vertica が作成する内部ユーザです。 このユーザでは何も行いません。 |
このデーモン専用のユーザが Data Repository プロセスを所有します。 |
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dradmin |
drpass |
はい |
いいえ |
このユーザは、Data Repository をインストールしたときに作成した最初のユーザです。 dradmin ユーザが作成されるとき、verticadba グループも作成されます。 dradmin ユーザはこのグループに追加されます。 |
このユーザは Data Repository プロセスおよび管理ツール ユーティリティを実行できます。 このユーザは Data Repository カタログ ファイル、データ ファイルなどを所有します。 |
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dradmin 注: このユーザは、前の行に表示されているユーザとは異なります。 |
dbpassword 注: このデータベースに指定したパスワードは、データベース管理者のパスワードになります。 |
いいえ |
はい |
このユーザは、データベースを作成したときに作成されました。 |
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注: Vertica には、/opt/vertica/ ディレクトリのファイルシステムへのアクセスに関するコントロールがより厳しい verticadba グループが含まれています。 インストール中に verticadba グループが作成され、既存ユーザが追加されます。このグループの権限は 775 に設定されます。 この設定により、verticadba グループに完全な権限が許可され、ほかの全ユーザに読み取り/実行権限が許可されます。 /opt/vertica/log および /opt/vertica/config ディレクトリは、許可が変更されたフォルダです。
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