CA APM およびその拡張機能とアドオンを使用すると、リモートおよびローカル システムからメトリックとして収集されたアプリケーション パフォーマンス データを表示できます。 この付録は、これらのメトリックを理解するためのガイドです。
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
CA APM によるアプリケーション パフォーマンスの監視方法
CA APM は、さまざまなアプリケーション コンポーネントによって実行される個別のメソッドのパフォーマンスを測定して、アプリケーション パフォーマンスを監視します。 アプリケーション コンポーネントのバイトコードに挿入されたプローブは、エージェントにデータをレポートします。エージェントはその後、データを Introscope Enterprise Manager (EM) にレポートします。 JMX および PMI のようなその他のサブシステムもまた、エージェントにより収集されるデータをレポートします。
Enterprise Manager は、このデータをメトリック(アプリケーション サブシステムの多くの場面で測定されたアプリケーション パフォーマンス)に変換して、それを Workstation または WebView に表示します。 メトリックは外部データベースにエクスポートすることもできます。

メトリックスを理解するには、CA APM で使用される一般的な用語を理解する必要があります。
包括的な用語集は、「CA APM 概要ガイド」に含まれています。
バックエンド
データベース、メール サーバ、トランザクション処理システム(CICS または Tuxedo など)、またはメッセージング システム(WebSphere MQ など)などの外部システム。
同時実行と 同時進行中の呼び出し
同時実行メソッドは、同じ間隔中に終了をまたずに再度起動されるメソッドです。 メソッドは短時間で終了することが望ましいため、異常に高い同時呼び出しの値は推奨されません。
エラー
エラーは監視されているアプリケーションまたはシステムにより生成されます。
フロントエンド
着信要求を最初に処理するアプリケーションのコンポーネント。 サーブレット、JSP、管理 DB、EJB、またはその他のコンポーネントのいずれかです。
収集
Introscope が Collectors からデータを収集するプロセス。
間隔
メトリックスを定義したり、平均を算出したりするために使用されるユーザ定義の時間スライス。 Introscope では、通常 7.5 秒ですが、監視対象のシステムがデータをキャプチャする方法によっては、別の間隔を使用する必要がある場合があります。
応答
応答は常にメソッドの実行を参照します。 応答は以下のとおりに測定されます。
間隔ごとの応答数は、標準的な処理能力のメトリックです。
応答時間
メソッドを実行するためにかかる時間。 以下のとおりに測定できます。
レート
1秒あたり、または時間間隔あたりのメソッドの実行回数。
ストール
メソッドの呼び出し時間が、管理者が定義したしきい値を超えたインスタンス。
メトリックには、以下のタイプがあります。
カウントは、整数です。 たとえば、以下のような場合です。
カウント メトリックの例としては、エラーやストール数が挙げられます。
ヒューリスティックス メトリック を使用して、ステータスを評価し、レポートします。 これは整数ですが、この整数はステータスを表すシンボルであり、測定値を示すものではありません。 たとえば、ダッシュボード アラートは以下のような値のヒューリスティック メトリックを基準にしている場合があります。
0 = 緑色 = 正常
1 = 黄色 = 警告
2 = 赤色 = 危険
注: これらの値は、例にすぎません。 使用するシステムに応じて、別の値を設定することができます。
詳細については、以下を参照してください。
パーセンテージは、リソースの使用可能な最大値に対して、使用されているリソースを測定するために使用されます。 例:
Introscope は測定値やステータスに加わえて、監視されているアプリケーションやシステムを識別する情報を収集します。 このタイプのデータには、データベース名、JVM のバージョン、または IP アドレスなどのシステム コンポーネントの名前が含まれます。
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