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管理モジュールのデプロイ

このセクションでは、新規または更新済みの管理モジュールを Enterprise Manager へ追加する方法について説明します。 ホット デプロイ サービス(「管理モジュールのホット デプロイ サービスの使用」を参照)を使用すると、Enterprise Manager を再起動せずに、管理モジュールをデプロイできます。 しかし、このメカニズムは実運用コレクタまたは MOM では使用しないようお勧めします。 詳細については、「避けるべき管理モジュールのホット デプロイ」を参照してください。

新規または更新済みの管理モジュールをデプロイするには、それらをデプロイ ディレクトリに配置します。Enterprise Manager はこのディレクトリを定期的にポーリングします。 Enterprise Manager は、デプロイ ディレクトリで新しい管理モジュール ファイルを検出すると、それらを自動的に CA Introscope® スーパードメインにデプロイします。

複数の CA Introscope® ドメインがあり、選択したドメインのみに管理モジュールをデプロイする場合は、デプロイ ディレクトリ内に、ターゲット ドメインごとのサブディレクトリを作成します。 Enterprise Manager は、デプロイ ディレクトリ内のサブディレクトリをポーリングし、見つかった 管理モジュールをそのサブディレクトリ名に対応するドメインにデプロイします。

デプロイする管理モジュールにほかの管理モジュール内のエレメントへのリンクが含まれている場合は、ターゲット エレメントを含む管理モジュールも同様にデプロイする必要があります。

注: デフォルトでは、デプロイされていない別の管理モジュールへの参照が管理モジュールに含まれている場合は、起動警告通知を受信します。 警告は、<EM_Home>/logs ディレクトリにある IntroscopeEnterpriseManager.log ファイルに記録され、これには、問題のトラブルシューティングおよび解決に役立つ詳細情報が含まれます。 デフォルトのシステム動作を変更するには、IntroscopeEnterpriseManager.properties ファイル内のプロパティを更新します。 詳細については、「CA APM 設定および管理ガイド」を参照してください。

デプロイされた管理モジュールの更新

すでにデプロイされている管理モジュールに更新をデプロイする場合は、まず既存の管理モジュールを削除します。その後に、更新済みの管理モジュールの .jar ファイルをデプロイします。

管理モジュールのホット デプロイ サービスの使用

特定の管理モジュールにはホット デプロイ サービスを使用しますが、実運用 Collector または MOM では管理モジュールホット デプロイを行わないでください。 詳細については、「避けるべき管理モジュールのホット デプロイ」を参照してください。

管理モジュールのホット デプロイを使用するには、必要に応じて、管理モジュールの .jar ファイル(1 つまたは複数)を、<EM_Home>/deploy ディレクトリに、またはデプロイ ディレクトリのドメイン固有サブディレクトリにコピーします。

管理モジュールは、次のポーリング時(デフォルトでは 60 秒以内に発生)にデプロイされます。 管理モジュール.jar ファイルは以下のように処理されます。

デプロイは Enterprise Manager ログに記録されます。

避けるべき管理モジュールのホット デプロイ

重要: 実運用の Collector または MOM では、Management Module のホット デプロイを実行しないでください。 システムがロックされ、メトリック データの報告が行われなくなります。 仮想エージェントと管理モジュールのホット デプロイは CPU 集約的なので、コレクタが 2 分間ロックされる可能性があり、その間、メトリック ハーベストは行われません。 これは、仮想エージェントの定義を変更したり、MOM またはコレクタ内で管理モジュールを再デプロイしたりすると発生する可能性があります。その結果、クラスタが Workstation ユーザに長時間応答しなくなることがあります。 これに基づいて、実運用の環境では管理モジュールのホット デプロイは行わなことを強くお勧めします。

開発時や、管理モジュールを開発する場合であれば、ホット デプロイを行っても問題ありません。 ただし、機能を満載した大規模な Enterprise Manager や大規模クラスタを使用している場合は、システムが応答を停止する可能性があるため、管理モジュールをホット デプロイしないでください。

仮想エージェントの詳細については、「CA APM 設定および管理ガイド」を参照してください。