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PostgreSQL 上の APM データベースのエクスポート

Wily CEM 4.5.x を新しいマシンにアップグレードする場合、ある時点で APM データベースを手動でエクスポートします。 データベースをエクスポートすると、データベース バックアップ ファイルが作成されます。 その後、リストア ユーティリティを使用して、バックアップ ファイルをロードすることにより新しいマシンにデータベースを移動することができます。

APM データベースが PostgreSQL データベースの場合、dbbackup-postgres および dbrestore-postgres スクリプトを使用して、APM データベースをバックアップしてリストアできます。 たとえば、dbbackup-postgres.bat (Windows の場合)または dbbackup-postgres.sh (Linux の場合)で適切なコマンド ライン オプションを使用して、新しいマシンにデータベースを移動する前に既存のデータベースをバックアップできます。

注: このセクションの説明が該当するのは PostgreSQL データベースのみです。

バックアップ ユーティリティは、APM データベースの .backup ファイルを作成します。 ファイル名に .backup というサフィックスを付ければ、バックアップ ファイル名をカスタマイズできます。 ファイル名を指定しない場合、スクリプトはデータベースの名前を使用してバックアップ ファイルを作成します。

APM データベースのバックアップ ファイルを作成する方法

  1. データベース スクリプトを実行するマシンに PostgreSQL がインストールされていることを確認します。 リモート マシンにも PostgreSQL がインストールされている場合は、必要に応じてそのリモート マシンでスクリプトを実行できます。
  2. ご使用のオペレーティング システムで database-scripts ディレクトリに移動します。
  3. コマンド ラインを開き、ご使用のオペレーティング システムに合わせて以下のスクリプトを実行します。

    以下の構文および引数を使用します。

    [dbbackup-postgres.bat|./dbbackup-postgres.sh] [dbserverhostip] [dbinstalldir] [dbname] [dbuser] [dbpassword] [dbport] [dbbackupdir] [outputfile <オプション>]
    
    dbserverhostIP

    データベースをホストするマシンの IP アドレス。 マシン上で直接実行している場合は、localhost を指定できます。

    dbinstalldir

    APM データベースのディレクトリの場所。

    Linux では、パスにスペースが含まれている場合は、この場所は短縮バージョンのパスで指定する必要があります。 Linux では、たとえば、ディレクトリ /root/Introscope Enterprise Manager は、/root/Introscope¥ Enterprise¥ Manager と表すことができます。

    デフォルトから変更しなかった場合、ディレクトリは以下の場所になります。

    Linux: opt/database

    Windows: <EM_Home>¥database

    dbname

    APM データベース スキーマ名。 デフォルトから変更しなかった場合、名前は cemdb になります。

    dbuser

    データベースのユーザ名。 デフォルトから変更しなかった場合、名前は admin になります。

    : dbuser は PostgreSQL 管理者ユーザ名ではありません。

    dbpassword

    指定したデータベース ユーザのパスワード。

    dbport

    データベースが Enterprise Manager およびその他のコンポーネントと通信するときのポート。 デフォルトでは、このポートは 5432 です。

    dbbackupdir

    データベース バックアップ ファイルを保存する既存のディレクトリの場所。 ディレクトリへの完全パスまたは相対パスを指定できます。 Linux の場合、パス名内の空白スペースはすべてエスケープします。 たとえば、バックアップ ディレクトリが /root/Introscope Enterprise Manager である場合、パスを /root/Introscope¥ Enterprise¥ Manager のように指定する必要があります。

    outputfile

    (オプション)データベース バックアップ ファイルの名前。 このパラメータを指定しない場合は、スクリプトにより、指定されたデータベース名を含む、dbname.backup という名前のファイルが生成されます。

    以下は、/opt/database/backups ディレクトリに cemdb.backup ファイルを生成するコマンドの例です。

    sh dbbackup-postgres.sh 127.0.0.1 /opt/database cemdb admin quality 5432 ./backups
    
  4. バックアップ プロセスが完了すると、確認メッセージが表示されます。

    スクリプトでエラーが発生した場合は、一般的に以下の原因が考えられます。