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ステートフル モニタリングの仕組み

ステートフル モニタリングでは、定義された重大度情報とオブジェクト モデルを使用して、モニタまたはモニタ セットによって表される各オブジェクトに状態を割り当てます。 以下のテーブルがステートフル モニタリングをサポートしています。

セルフ モニタ テーブル内にエントリを作成するときは、特定のしきい値についてモニタするための MIB オブジェクト(OID)を、重大度およびオブジェクト情報と共に指定します。 プロセス モニタ テーブル内にエントリを作成するときは、実行状態またはプロセス属性のしきい値についてモニタするためのプロセスを指定します。 このプロセスによって、エージェントが重大度情報を使ってステートフル モニタを処理する方法が記述されます。 エージェントはレガシー モニタを処理する場合とは異なる方法で動作します。レガシー モニタには重大度が含まれません。

注: セルフ モニタリングとプロセス モニタリングに関する具体的な情報については、「セルフ モニタリング」と「プロセス モニタリング」の章で各タイプのモニタリングに関するセクションを参照してください。

SystemEDGE エージェントがステートフル モニタリングの指示を遂行する仕組みを以下に示します。

  1. プロセス グループ、ログ ファイル、または Windows イベント ログ内で、指定されたグループ変更、正規表現、またはイベントをモニタするため、ユーザが適切な Systems Management Empire MIB テーブル内にエントリを作成します。

    CA Virtual Assurance を使用していない限り、sysedge.cf ファイルへの変更を認識させるには、エージェントを再起動する必要があります。 エントリを作成し、CA Virtual Assurance を通じて変更を展開すると、エージェントはウォーム スタートを実行し、起動中にエントリの読み取りを開始します。

  2. (プロセス モニタリングのみ)エントリ内で定義された正規表現を使用して、エージェントがモニタ対象のプロセス ID (または Windows サービス インデックス)を判断します。
  3. エージェントは指定されたポーリング間隔に従って、指定された MIB 属性(OID)またはプロセス属性をポーリングします。
  4. 属性がしきい値を超えると、エージェントはモニタ エントリの現在のステータスを設定します。 現在のステータスが、エントリの重大度列に定義されている値に設定されます。

    注: エージェントは、同じオブジェクト情報、monObjClass、monObjInstance、monObjAttribute について同じ値を持つモニタの状態を集計します。 モニタ集計の詳細については、「状態管理と集計の仕組み」を参照してください。

  5. エージェントは、トラップ コミュニティ内のすべてのシステムに状態変更トラップを送信します。 トラップには、オブジェクト情報、超過したしきい値、および現在のオブジェクト状態(集計された全モニタの最悪の状態)が示されます。
  6. エージェントは、テーブル エントリ(最悪の状態であるモニタ対象オブジェクトの)で定義されている任意のアクションを実行します。 たとえば、停止プロセスに対してプロセス再起動アクションが定義されている場合、エージェントはプロセスを再起動します。
  7. エージェントは属性のポーリングを続け、しきい値条件が成立しなくなるとモニタの現在のステータス値を更新し、状態変更トラップを送信します(最悪のステータスが変わる場合)。

レガシー モニタを使ったエージェント操作の詳細については、「レガシー モニタ」を参照してください。