SystemEDGE エージェントは、サポート対象の MIB または AIM 実装に登録されているタイプ(INTEGER、GAUGE、COUNTER および TIMETICKS)の属性をモニタできます。 また、ユーザ定義のしきい値についてモニタし、しきい値違反があればトラップを使って管理システムに報告できます。 セルフ モニタ テーブルによるモニタリングでは、モニタの対象、報告する例外条件、および各条件の重大度を設定できます。
セルフ モニタ テーブル内にエントリを作成するときは、ポーリング間隔、比較演算子、しきい値、および重大度を設定します。エージェントは、指定された MIB オブジェクトを自動的にモニタします。 MIB オブジェクトおよび MIB 属性という言葉は同じ意味で使用されます。 エージェントは、指定された重大度値を使ってオブジェクトのステータスを判断します。また、定義された複数のモニタを使用して、オブジェクトのステータスを集計することができます。
たとえば、特定のファイル システム上の使用済み領域をモニタするために SystemEDGE を設定できます。 複数の重大度を使ってしきい値をモニタするには、以下のように sysedge.cf 内に複数のエントリを作成します。
monitor devTableEntry 'C:' devCapacity 30 0x0 30 absolute >= 80 'C:' '' 'SysHealth' 'sysdrive' 'FS usage' ‘ok’
monitor devTableEntry 'C:' devCapacity 30 0x0 120 absolute >= 80 'Used space on C: drive' '' 'SysHealth' 'sysdrive' 'FS usage' 'warning'
monitor devTableEntry 'C:' devCapacity 31 0x0 120 absolute >= 85 'Used space on C: drive' '' 'SysHealth' 'sysdrive' 'FS usage' 'minor' monitor devTableEntry 'C:' devCapacity 32 0x0 120 absolute >= 90 'Used space on C: drive' '' 'SysHealth' 'sysdrive' 'FS usage' 'critical'
この例では、しきい値ごとにさまざまな重大度を使って複数のエンティティを定義しています。 モニタ対象のオブジェクトは、パラメータ クラス(SysHealth)、インスタンス(sysdrive)、および属性(FS usage)によって定義されます。オブジェクトのステータスは、OK(どのしきい値も超えていない)、マイナー、警告、または重大(対応するしきい値で違反が発生している)のいずれかです。 オブジェクト ステータスが変わるたびに、エージェントは状態変更トラップを送信します。
注: 詳細および具体的なモニタリング例については、「セルフ モニタリング」の章を参照してください。
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