サービス レスポンス モニタ › テスト管理 › テストの作成 › Active Directory テスト

Active Directory テスト

Active Directory テストは、Windows システム上の Active Directory サービスへの接続、標準のユーザ名/パスワード認証の実行、およびユーザ定義クエリの実行にかかる時間をモニタリングします。

オプションと引数

Active Directory テストには、以下のテスト固有のオプションと引数が必要です。

• Active Directory サーバ - テストする Active Directory サーバの名前。

  注： Service Availability r2.1 では IPv6 アドレスを使用できますが、角かっこで囲む必要があります（[0aff::230:6eff:fe4b:51db]:8080 など）。 「0aff::230:6eff:fe4b:51db」は IPv6 アドレスを表し、「8080」はポート番号を表します。

• Active Directory ドメイン - Active Directory サーバがあるドメイン。
• ユーザ名 - Active Directory サーバ用の有効なユーザ名。
• パスワード - 上記で指定したユーザ名に対するパスワード。 SRM ではパスワードが暗号化された形式で保存されます。
• クエリ - 実行するクエリ。LDAP のクエリ言語を使用します。
• フィルタ - （オプション）クエリの結果をフィルタするための語句。

これらのオプションと引数は、テストを作成または変更するときに指定します。

例

このセクションでは、ローカルおよびリモートの Active Directory サーバに接続するのにかかる時間をモニタリングする例を示します。

例 1：ローカル Active Directory サーバのテスト

この例を使って、ADTest という名前のローカル Active Directory サーバに接続し、ユーザ名 adUser と暗号化パスワードを認証し、mylab.com サイト上の「Registered Users」という語句のクエリを実行するのにかかる時間をモニタリングするテストを作成します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

1. ［テスト モニタ］ツールバーの［+］（新規）をクリックします。

   ［新規テスト］ペインが表示されます。

2. ［テスト タイプ］リストから［Active Directory］を選択します。
3. ［説明］フィールドに「ad_local」を指定します。
4. ［テスト名］フィールドに「Local Active Directory Test」を指定します。
5. ［テスト間隔］フィールドに「30」を指定します。
6. ［テスト タイムアウト］フィールドに「10」を指定します。
7. ［間隔当たりのサンプル数］フィールドに「1」を指定します。
8. ［統計ウィンドウ］フィールドに「120」を指定します。
9. ［Active Directory サーバ］フィールドに「ADTEST」と入力します。
10. ［Active Directory ドメイン］フィールドに「mylab.com」と入力します。
11. ［ユーザ名］フィールドに「ADUser」と入力します。
12. ［Password］フィールドに「ADPass」と入力します。
13. ［クエリ］フィールドに「cn=Registered,cn=Users,dc=mylab,dc=com」と入力します。
14. ［フィルタ］フィールドに「cn=*」と入力します。
15. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
16. ［テストの保存］をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=23 
type=adir
desc="ad_local" 
dest="ADTEST" 
username="ADUser" 
encoded=yes 
password="bXVyaWM=" 
args="domain=mylab.com&query=cn=Registered,cn=Users,dc=mylab,dc=com&filter=cn=*" 
interval=30 
samples=1 
timeout=10 
window=120 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="Local Active Directory Test"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

例 2：リモート Active Directory サーバのテスト

この例を使って、10.0.0.234 にあるリモート Active Directory サーバに接続し、ユーザ名 RemoteUser と暗号化パスワードを認証し、testlab.com サイト上の「Guest Users」という語句のクエリを実行するのにかかる時間をモニタリングするテストを作成します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

1. ［テスト モニタ］ツールバーの［+］（新規）をクリックします。

   ［新規テスト］ペインが表示されます。

2. ［テスト タイプ］リストから［Active Directory］を選択します。
3. ［説明］フィールドに「ad_remote」を指定します。
4. ［テスト名］フィールドに「Remote Active Directory Test」を指定します。
5. ［テスト間隔］フィールドに「30」を指定します。
6. ［テスト タイムアウト］フィールドに「10」を指定します。
7. ［間隔当たりのサンプル数］フィールドに「1」を指定します。
8. ［統計ウィンドウ］フィールドに「120」を指定します。
9. ［Active Directory サーバ］フィールドに「10.0.0.234」と入力します。
10. ［Active Directory ドメイン］フィールドに「Test.com」と入力します。
11. ［ユーザ名］フィールドに「RemoteUser」と入力します。
12. ［Password］フィールドに「ADPass」と入力します。
13. ［クエリ］フィールドに「cn=Guest,cn=Users,dc=testlab,dc=com」と入力します。
14. ［フィルタ］フィールドに「cn=*」と入力します。
15. ［テストの保存］をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=24 
type=adir
desc="ad_remote" 
dest="10.0.0.234" 
username="RemoteUser" 
encoded=yes 
password="bXVyaWMe" 
args="domain=test.com&query=cn=Guest,cn=Users,dc=testlab,dc=com&filter=cn=*" 
interval=30 
samples=1 
timeout=10 
window=120 
tos=0 
status=active 
name="Remote Active Directory Test"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=2
}

Active Directory テストの実行時に発生する可能性があるエラーについては、「Active Directory および LDAP テスト エラー コード」を参照してください。