run-local コマンドを使用して、スクリプトの式を評価したり、スクリプト ファイルをローカルに実行したりします。 run-local コマンドでは、スクリプト コードにパラメータを渡すことができます。
式を評価するには、たとえば、以下のような式を指定します。
run-local 1+1
式のパラメータは文字列化されます。したがって、引用符を使用した式と引用符を使用していない式を指定できます。
スクリプトを実行するには、オプションの -file 節でスクリプトのパス名を指定します。
run-local –file scripts¥primes.js
実行中のスクリプトで別のスクリプトを起動するただ 1 つの方法は、-file オプションを指定して run-local コマンドを実行することです。 JavaScript ファイルのパス名を指定してスクリプトを起動した場合にのみ、対話型プロンプトで機能します。 パス名の指定は、スクリプト ファイル内ではサポートされていません。 スクリプトからスクリプトを実行する場合は、以下の例を参考にしてください。
// スクリプト ファイル hello.js の開始
function hello()
{
? "Hello World!"
}
// スクリプト ファイルの終了
このスクリプトを起動するには、以下のコマンドを使用します。
run-local –file hello.js
このコマンドは、現在のスクリプト コンテキストで使用できる hello() 関数を作成しますが、実行しません。したがって、コンソールには何も表示されません。 run-local コマンドが戻ってきたら、新たに定義した関数を呼び出しスクリプトで起動し、予期されるあいさつを出力できます。
hello();
スクリプト ファイルを呼び出す際に実行できるのは、run-local コマンドを実行するときに周囲のスコープ(関数など)に入っていないコードのみです。 以下の例にスクリプトを変更すると、run-local コマンドが戻る前にあいさつが出力されます。
// スクリプト ファイル hello2.js の開始 ? "Hello World!" // スクリプト ファイルの終了
呼び出すことができ、さらにコードも実行できる関数を作成するには、スクリプト ファイル内で関数自身を呼び出します。
// スクリプト ファイル hello3.js の開始
hello();
function hello()
{
? "Hello World!"
}
// スクリプト ファイルの終了
スクリプト ファイル内の実行可能コードを、関数のスコープ外の任意の場所で直接表示できます。 前の例のように最初の関数宣言の前に実行可能コードを配置することは、必須ではありません。
オプションの -with 節を使用して、run-local コマンドで実行する式やスクリプトにパラメータを渡すことができます。 パラメータには、標準的な JavaScript 引数配列を通して式やスクリプトでアクセスできます。
// スクリプト ファイル args.js の開始
var i, l;
l = arguments.length;
for(i=0; i < l; i++)
{
? arguments[i]
}
// スクリプト ファイルの終了
このスクリプトは、渡された引数をすべて出力します。 たとえば、以下のコマンドは「1」、「abc」、および現在の日付と時間を出力します。
run-local –file args.js –with 1, "abc", new Date()
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