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ファイル トリガ

ファイル トリガでは、たとえば 60 秒ごとに、揮発性の高いデータにアクセスし、頻繁に再実行されるように設計されたオペレータまたはプロセスを開始できます。 以下は、ファイル トリガの[全般プロパティ]タブのフィールドの説明です。

一般プロパティ

ファイル トリガ プロパティは、設定されたパターンに一致する名前を持つ新しいファイルを探す場所と頻度をオーケストレータに通知します。 見つかると、CA Process Automation はコンテンツを解析し、コンテンツに指定されているプロセスをトリガします。

入力ディレクトリ

プロセスをトリガするファイルのターゲット ディレクトリを指定します。 このフォルダは、書き込み権限を持つソースからのトリガ ファイルを受け入れます。

  • ターゲット ディレクトリのフル パスを入力します。 例:
    C:¥Program Files¥CA¥PAM¥R30MSSQLDomain¥server¥c20¥triggers
    
  • <install_dir>/standalone ディレクトリを基準にした相対パスを入力します。

    相対パスを指定するには、ドット(.)で開始します。 以下の例では、トリガ ファイルが install_dir/server/c2o/triggers フォルダに追加されます。

    ./triggers
    
処理済みディレクトリ

プロセスを正常にトリガしたすべてのファイルの移動先となるディレクトリを指定します。 追加されるファイルが既存のファイルと同じ名前を持っている場合、古いファイルは上書きされます。

  • 処理済みディレクトリのフル パスを入力します。 このディレクトリが存在しない場合は、CA Process Automation によって作成されます。 ディレクトリはどこにでも作成できます。
  • <install_dir>/standalone ディレクトリを基準にした相対パスを入力します。ここでの <install_dir> はインストール ディレクトリ ($installationDir)です。

    相対パスを指定するには、ドット(.)で開始します。 以下の例では、成功したトリガ ファイルが install_dir/server/c2o/triggeroutput/processed フォルダに追加されます。

    ./triggeroutput/processed
    
エラー ディレクトリ

プロセスをトリガできなかったすべてのファイルの移動先となるディレクトリを指定します。

  • エラー ディレクトリのフル パスを入力します。 このディレクトリが存在しない場合は、CA Process Automation によって作成されます。
  • <install_dir>/standalone ディレクトリを基準にした相対パスを入力します。ここでの <install_dir> はインストール ディレクトリ ($installationDir)です。

    相対パスを指定するには、ドット(.)で開始します。 以下の例では、失敗したトリガ ファイルが install_dir/server/c2o/triggeroutput/error フォルダに追加されます。

    ./triggeroutput/error
    
スタビリティ タイマ (秒)

ファイルがプロセスをトリガできるために、そのファイルに対して最後に行われた変更からの最小経過時間(秒単位)。 たとえば、スタビリティ タイマが 60 秒に設定されたトリガ ファイルを考えてみます。 このようなトリガ ファイルは、新しいファイルの検索を実行する 30 秒前に変更されると、トリガの対象から外れます。

デフォルト: 2

間隔(秒)

CA Process Automation が入力ディレクトリ内で新しいファイルを検索する間隔(秒単位)。

デフォルト: 30

入力ファイル名パターン

プロセスをトリガできる入力ディレクトリ内のファイルに対して、ファイル名パターンまたはファイル拡張子を指定します。 このパターンに一致しないファイルは処理されません。 以下の例に示すパターンは、CA Process Automation が「.trigger」拡張子の付いたファイルだけを処理することを意味します。

.*.prg