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オーケストレータをインストールするための前提条件

オーケストレータは、ドメイン オーケストレータがある環境、または別の環境にインストールできます。 オーケストレータをインストールする前に、以下の前提条件の手順を実行します。

以下の手順に従います。

  1. プラットフォームとハードウェアの要件を満たすオーケストレータのホストを特定します。 以下の 2 つのトピックで、オーケストレータ コンポーネントを参照してください。
  2. オーケストレータのホストにサポートされている JDK があることを確認します。ない場合は、ダウンロードします。

    JDK の前提条件」を参照してください。

  3. ドメイン オーケストレータのキーストア パスワードに一致する証明書パスワードを手元に控えておいてください。 このパスワードによって、パスワードおよびその他の重要なデータを暗号化する場合に使用する鍵へのアクセス権を制御します。

    重要: このパスワードがないと、別のオーケストレータを正常にインストールできません。

  4. ランタイム データベース(オプションでこのオーケストレータ用のリポジトリ(ライブラリ)データベース)をホストするデータベース サーバまたはサーバを特定します。 その際、以下の点を考慮します。
  5. データベース サーバを準備します。 ランタイム データベースとリポジトリ データベースは別のデータベース サーバ上で作成できます。

    データベース サーバの前提条件」を参照してください。

  6. このオーケストレータ用のロード バランサの必要性を評価します。 CA Process Automation は、クラスタ化されたオーケストレータの負荷を分散する以下の方法をサポートします。

    注: ハードウェア ロード バランサを推奨します。 「F5 ロード バランサの前提条件」を参照してください。 これが可能でない場合、ソフトウェア ロード バランサの選択肢として NGINX を推奨します。 UNIX 用の NGINX は高度な拡張性を備えています。 Windows 用の NGINX は、簡略化された通信を使用して最大で 300 のエージェントをサポートできます。 「NGINX ロード バランサの前提条件」を参照してください。

  7. NGINX を使用したこのオーケストレータのクラスタ化を計画する場合は、以下の追加手順に従います。
    1. pam-server.conf ファイルに移動してファイルを開きます。
    2. #Define node1 行を見つけます (node1 データは、最初にインストールされるオーケストレータ ノードを参照します)。
    3. 以下を挿入します。ここでは、jetty_server_port は、インストール時に[サーバ ポート]について設定した値になります。 通常、簡略化された通信では、値は「80」です。また、このオーケストレータに接続するエージェントが非推奨の通信を使用する場合は「7003」です。
      // node1 はワーカ ノードの名前です
      upstream node1{
        # Define node1
        server node1_hostname:jetty_server_port max_fails=3 fail_timeout=3s;
      }              
      
    4. Server タグの内側で、以下のエントリを作成します。
      Server{
             location = /ws {
                      // node1 は上で提供されたアップストリーム名です               
                      proxy_pass http://node1;                           
                      }  
             location = /ws/ {
                      // node1 は上で提供されたアップストリーム名です               
                      proxy_pass http://node1;                           
                      } 
             location = /ws/node1 {
      		    // node1 は上で提供されたアップストリーム名です               
                      proxy_pass http://node1;                                                           
                      }  
             location /ws/node1/ {
                      // node1 は上で提供されたアップストリーム名です               
                      proxy_pass http://node1;                                           
                      } 
      ...                                    
                      }
      }
      
  8. タイム サーバ(NTP サーバ)を特定します。 確実に同期させるには、すべてのオーケストレータが同じ外部タイム サーバ(または、ローカル タイム サーバ)を使用するように設定するのが最も良い方法です。
  9. オーケストレータのインストールを開始するには、CA Process Automation を参照する前に以下が開始されることを確認します。