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Data Repository の設定

自動バックアップ用の Data Repository を設定します。

次の手順に従ってください:

  1. データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントとして Data Repository にログインします。

    注: クラスタ インストールでは、クラスタに含まれている 3 つのホストのいずれからでも Data Repository にログインできます。 ただし、バックアップを開始する Data Repository ホストにログインすることをお勧めします。

  2. 再利用可能な設定スクリプトを作成して、Data Repository のバックアップとリストアに使用するには、データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントで以下のコマンドを入力します。
    /opt/vertica/bin/vbr.py --setupconfig
    

    注: 設定ファイルのターゲット ディレクトリで、このコマンドを起動することをお勧めします。 データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントは、そのディレクトリへの書き込み権限を有する必要があります。

    さまざまな質問およびステートメントに対して答えるように促されます。 質問とステートメントのリストおよびそれらへの典型的な応答の説明を以下に示します。

  3. Data Repository をバックアップします。 以下のコマンドを入力します。
    /opt/vertica/bin/vbr.py --task backup --config-file configuration_directory_path_filename
    
    configuration_directory_path_filename

    以前に作成した設定ファイルのディレクトリ パスおよびファイル名を指定します。 このファイルは、バックアップ ユーティリティを実行した場所(/opt/vertica/bin/vbr.py)にあります。

    例:

    /opt/vertica/bin/vbr.py --task backup --config-file /home/vertica/vert-db-production.ini
    

    ホストの信ぴょう性に関するプロンプトが表示された場合は、「はい」と回答します。

    注: クラスタ インストールでは、クラスタに含まれているホストのいずれかにのみ、この手順を実行します。

    Data Repository がバックアップされます。

  4. (オプション)将来の手動バックアップに備えて Data Repository のパスワードをクリア テキストで保持しない場合は、以下の手順に従います。
    1. [Database] セクションに以下の行が存在することを確認します。
      dbPromptForPassword = True
      
    2. [Database] セクションから以下の行を削除します。
      dbPassword = password
      

      注: 自動バックアップでは、対応するパスワードが指定された dbPassword 行を設定ファイルに残しておく必要があります。 dbPromptForPassword を False に設定します。

  5. Data Repository の日単位の自動バックアップ(推奨します)をセットアップするには、以下の手順に従います。
    1. 任意のテキスト エディタを開いて、新しいラッパー シェル スクリプトを作成します。
    2. ラッパー シェル スクリプトのコンテンツには、以下の 1 行を含める必要があります。
      /opt/vertica/bin/vbr.py --task backup --config-file configuration_directory_path_filename
      
      configuration_directory_path_filename

      以前に作成した設定ファイルのディレクトリ パスおよびファイル名を指定します。 このファイルは、バックアップ ユーティリティを実行した場所(/opt/vertica/bin/vbr.py)にあります。

      例:

         /opt/vertica/bin/vbr.py --task backup --config-file /home/vertica/vert-db-production.ini
      
    3. コンテンツを backup_script.sh という名前の新しいファイルとして、指定した場所に保存します。

      例:

      /home/vertica/backup_script.sh
      
    4. 以下のコマンドを入力して、スクリプトを実行するための権限を変更します。
      chmod 777 location_backup_script.sh/backup_script.sh
      

      例:

      chmod 777 /home/vertica/backup_script.sh
      
    5. データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントで、以下のコマンドを入力します。
      crontab -e
      
    6. 作成したバックアップ スクリプトを実行する cron ジョブを追加します。

      注: 毎日の混雑していない時間にスクリプトを実行する cron ジョブを作成することをお勧めします。

      例:

      00 02 * * *   /home/vertica/backup_script.sh >/tmp/backup.log  2>&1
      

      この例の cron ジョブは、毎日の午前 02:00 にバックアップ スクリプトを実行します。

      重要: 初めて Data Repository をバックアップする際は、フル バックアップが行われます。 このフル バックアップは、存在する履歴データの量に応じて、完了までに時間がかかる場合があります。 初期バックアップが実行されると、その後にスケジュールされるバックアップは増分バックアップになります。 日単位バックアップの場合、増分バックアップには、過去 24 時間以内(たとえば、最終バックアップ後に経過した時間)に発生したデータベース アクティビティのみを含める必要があります。