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リモート Oracle MDB のインストール

リモート Oracle MDB をインストールするには、まず Sun Solaris オペレーティング システムで動作しているリモート コンピュータ上で、Oracle Database Configuration Assistant を使用して Oracle インスタンスを作成する必要があります。

Oracle MDB のインストール方法

  1. 「root」ユーザで Solaris のホストにログオンし、DVD_mount/SolarisProductFiles_MDB/remotemdb に移動します。
  2. sh ./setup.sh を実行します。
  3. [セットアップ言語の選択]オプションを選択します。

    インストール ウィザードで使用できる言語は、英語、フランス語、ドイツ語、および日本語です。

  4. [新規インスタンス]を選択し、ウィザードの指示に従ってください。

    重要: 以下の手順で入力した値およびパスワードは、後ほど DSM マネージャの設定時に必要になるのでメモするようにしてください。

  5. インストール ウィザードを続行するには、エンド ユーザ使用許諾契約を読んで承諾する必要があります。
  6. ORACLE_HOME 環境変数には、MDB 用に使用する Oracle インストールのパスを入力します。

    インストーラによって、ハードウェア プラットフォームおよび ORACLE の環境がチェックされます。 失敗したテストがある場合は、インストールは行われません。 すべてのテストが正常した場合のみ、ユーザはインストール ウィザードを続行できます。

  7. 現在のインストール向けに「製品インスタンス名」を選択します。 通常、これは ORACLE インスタンス(SID)と同じ名前です。

    [製品名の選択]ドロップダウン リストには、すでに使用されている名前が表示されます。 製品インスタンス名は、一意である必要があります。

  8. MDB ユーザ名(ca_itrm)用のパスワードを入力します。

    パスワードは、インストール時に設定され、確認するように要求されます。 パスワードは覚えておいてください。

  9. DB 管理者の名前(デフォルト名「sys」)および DB 管理者のパスワードを入力します。 DB 管理者は、Oracle インスタンス内で SYSDBA を付与された username です。

    注: 詳細については、CA ITCM ドキュメント セットの一部である「MDB の概要」を参照してください。

  10. 互換モードをインストールするかどうかを指定します。

    注: 製品とともに出荷される新しい MDB 1.5 をインストールし、後から MDB 1.0.4 のみをサポートする CA Technologies 製品をインストールしようとする場合は、[互換モード]チェック ボックスを選択する必要があります。 [互換モード]チェック ボックスを選択しないと、MDB 1.5 をサポートしない後続の製品のインストールが失敗します。

    デフォルト: 互換モードは選択されていません。

  11. [MDB データベース]フィールドに、MDB 用に使用する Oracle データベース インスタンスの SID を入力します。

    このフィールドの値は、デフォルトでウィザードの以前のページで入力した製品インスタンス名になります。

  12. データベースのポート番号を指定します。

    デフォルト: 1521

    重要: ここで入力するポート番号は、データベース作成時に使用されたポート番号によって異なります。 データベース作成時にデフォルト以外のポート番号を使用した場合は、MDB をインストールする際に同じポート番号を入力してください。 それ以外の場合は、デフォルトで表示されるデータベースのポート番号を変更しないでください。

  13. Oracle がデータベース ファイルを作成するディレクトリとなる、テーブル スペース パスを入力します。 このパスに含まれるすべてのディレクトリは、最後のものを除いてあらかじめ存在している必要があります。 たとえば、ウィザードで事前に設定されたデフォルト パスの中で、「mdb」ディレクトリは存在できません。

    デフォルト: /opt/CA/SharedComponents/oracle/mdb

  14. [MDB 管理者パスワード]フィールドには、MDBADMIN ユーザのパスワードを入力する必要があります。

    MDBADMIN データベース ユーザは、MDB スキーマを作成するのに使用され、このスキーマの所有者でもあります。

  15. ウィザード プロセスの MDB のインストール ステージで、[インストール]ボタンをクリックしてインストールを確認する必要があります。

    この確認が行われて初めて、MDB スキーマが Oracle データベース内に作成されます。

重要: リモート Oracle MDB を使用している場合、Oracle 11g クライアントがマネージャおよび DSM エンジンまたは DSM レポータが実行されているすべてのシステム上で利用できる必要があります。 タイプが「管理者」である Oracle 11g クライアントを必ずインストールしてください。

関連項目:

Oracle MDB のメンテナンス