APPC エージェントは UNIX でのみサポートされており、IBM Communication Server が実行されているシステムにインストールする必要があります。 このエージェントが正しく動作するためには、APPC CPI-C ライブラリが必要です。
エージェントは、APPC クライアント、サーバ、または独立した OS 上で動作します。 最小限のセットアップが必要であること、および再生時には APPC サーバを完全に切り離せるため、APPC クライアントへのインストールが推奨されています。
以下の図は、APPC エージェントのアーキテクチャを示しています。

エージェントをインストールする方法
エージェントは、LISA_HOME/addons/appc-agent/appc-agent.zip にあります。
注: APPC エージェントでは、ターゲット コンピュータに DevTest Solutions がインストールされている必要はありません。 既存の DevTest インストールからエージェントの ZIP ファイルをコピーし、それを任意のコンピュータにインストールできます。
appc-agent.zip を抽出すると、lisa-sna-appc.properties ファイルが LISA_HOME/appc-agent/ のトップ レベルにあります。
シェル スクリプト内の環境変数により、設定プロパティが設定されます。 設定プロパティは、プロパティ ファイルで設定されているプロパティを上書きします。 シェル スクリプトで LIVE_DESTINATION、VSE_REGISTRY、VSE_LAB、APPC_AGENT_PORT、または lisa.sna.appc.agent.registry.ping.timeout.millis プロパティが設定されていない場合、lisa-sna-appc.properties ファイルの値が使用されます。
プロパティ ファイルを使用してエージェントを設定するには、bin ディレクトリの lisa-sna-appc.properties を編集します。 シェル スクリプトで、LIVE_DESTINATION、VSE_REGISTRY、VSE_LAB、APPC_AGENT_PORT、および lisa.sna.appc.agent.registry.ping.timeout.millis フィールドのパラメータが指定されていない場合は、使用するパラメータを指定します。
APPC エージェントは、以下の環境変数を使用します。
SNA 共有ライブラリが存在するディレクトリを定義します。
システムの SNA ライブラリ共有オブジェクトを定義します。
エージェントが仮想化するトランザクション プログラムの送信先を定義します。 APPC エージェントに含まれるサンプル プログラムでは、ライブ送信先は VSE_SAM です。 VSE_SAM は、サンプルの送信先 CPI-C 名です。
VSE と DevTest ワークステーション が接続するレジストリ URL を定義します。 DevTest レジストリが実行されている IP アドレスおよびポートを入力します。 ホスト名が解決可能であることと、ホスト名に DNS に関する問題がないことを確認します。
エージェント インストールのラボ名を定義します。 「Default」は、標準インストールで動作します。
デフォルト: Default
エージェント サービスがバインドされるポートを定義します。
デフォルト: 9000
エージェントが DevTest レジストリへの接続の待機を停止し、パススルー モードで操作を続行するまでのタイムアウト(秒)を定義します。
デフォルト: 5
|
Copyright © 2014 CA Technologies.
All rights reserved.
|
|