トランスポート層がディセンシタイズするデータを「参照」できない場合、VSE はデータ プロトコル ハンドラを提供します。 例として、SOAP over HTTP またはメッセージングでの gzip の使用について考えてみます。 VSE に gzip された SOAP 要求(または応答)が提供された場合、このレベルではデータのディセンシタイズを実行できません。 その場合、レコーダにデータ プロトコルを設定して、必要な gunzip 操作を実行できます。 SOAP ボディがプレーン テキストに変換された後にディセンシタイズを処理するには、データ ディセンシタイズ プロトコルを追加します。
通常、VSE は、できるだけ低いレベルでデータのディセンシタイズを試行します。 VSE レコーディング ウィザードの最初のウィンドウにある[ディセンシタイズ]チェック ボックスは、トランスポート プロトコルができるだけ早くディセンシタイズを行うよう要求します。 ただし、トランスポート プロトコルにとって、要求のペイロードが不透明な場合があります。 gzip や FastInfoSet など、ペイロードが圧縮される HTTP メッセージについて考えてみます。 この場合、トランスポート プロトコルはディセンシタイズ ルールを適用できません。 このデータ ディセンシタイザ データ プロトコルは、そのような状況に対処するために作成されています。
データ ディセンシタイザ データ プロトコルを、データ プロトコル チェーンの要求側、応答側、またはその両方に追加します。 このプロトコルは、別のプロトコルが不透明なペイロードを読み取り可能なものに変換した後に追加します。 このデータ プロトコルは、レコーディング専用に意図されており、再生では使用されません。 要求または応答がそれぞれプロトコル ハンドラに渡されると、LISA_HOME\desensitize.xml で指定されたすべてのディセンシタイズ ルールが適用されます。
このプロトコルは設定情報を必要としないため、レコーディング ウィザードではウィンドウが表示されません。
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