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Linux または UNIX での CCA サーバのアップグレード

以下の方法で、Linux または UNIX で CCA サーバ ソフトウェアをアップグレードできます。

コンソール モードを使用するアップグレード

コンソールを使用して Solaris または Linux 上で CCA サーバをアップグレードする方法

  1. ターゲット サーバのターゲット インストール ディレクトリへの書き込み権限を持ち、ソフトウェアのインストールが許可されたユーザとしてログインします。
  2. インストール プログラムが含まれる、CA Configuration Automation コンポーネントおよびオペレーティング システムのディレクトリに移動します。
    $ cd server/<operating_system>
    
    <operating_system>

    オペレーティング システムを指定します。Linux または Solaris のいずれかです。

    注:  このセクションの以降の部分で使用される例とプロンプトは、Solaris サーバへの CCA サーバのインストールに基づいています。 サーバのインストール手順およびプロンプトは Linux でも同じです。

  3. 以下を入力して、インストール プログラムを実行します。
    $ ./installCCAServer.bin -i console
    

    インストール プログラムは、必要なファイルを一時的な作業領域に抽出することによってインストールの準備を行います。 この準備には数分間かかる場合があります。

    適切な /tmp 領域が利用できない場合、インストール プログラムはユーザのホーム ディレクトリ内の領域の利用を試みます。 たとえば、root としてログインしている場合は、インストール プログラムは一時的な作業領域として / をチェックし使用します。 インストールが正常に完了すると、一時的なストレージは解放されます。

    インストール プログラムが開始され、基本的なナビゲーションおよびキャンセルの指示を行うことができます。キー ポイントは以下の通りです。

  4. CCA サーバのアップグレードを続行するには、Enter キーを押します。

    注:  その時点までにすでにインストールされたファイルは自動で削除されず、部分的な CCA データベースの更新によって、予期せぬ結果が生じる可能性があるため、一度開始したらアップグレードはキャンセルしないことをお勧めします。 アップグレードを完了する予定の場合のみ続行します。

  5. [使用許諾契約]を読み、プロンプトで「y」を入力し、Enter キーを押します。

    CA Configuration Automation ソフトウェアをアップグレードするには、使用許諾契約に同意する必要があります。

  6. 著作権およびソフトウェアの使用に関する情報を読み、Enter キーを押します。

    インストール ディレクトリを入力するプロンプトが表示されます。

    どの場所に CCA サーバをインストールしますか?
    	デフォルトのインストール フォルダ: /opt/CA/CCAServer
    絶対パスを入力するか、またはデフォルトを使用する場合は Enter キーを押してください。
    
  7. 元の CCA サーバのソフトウェアがインストールされている場所のパス名を入力するか、またキーを押してデフォルトを使用します。 

    初期インストールに対して推奨されるデフォルトの場所は /opt/CA/CCAServer です。

    注:  インストール プログラムを使用してソフトウェアをアップグレードするためには、元のインストールと同じ場所を指定する必要があります。 既存の CCA サーバのインストールとは異なるパスを指定する場合、CA Configuration Automation は既存のソフトウェアを検出せず、アップグレードの代わりに新しく個別のインストールを作成します。

    UNIX ベースのシステムでは、パス名に使用できる文字は英数字、アンダースコア(  _  )、およびスラッシュ( / )のみです(空白文字や他の特殊文字は使用できません)。 指定したディレクトリが存在しない場合は、インストール ウィザードによって、ディレクトリが作成されます。

    CA Configuration Automation は、指定された場所にインストールされた、旧バージョンのソフトウェアを検出します。

    この場所にはすでに CCA サーバがインストールされています。
    [続行]を選択: CCA サーバおよびデータベースをアップグレードします。
    [戻る]を選択: 異なるインストール ディレクトリを選択します。
    [終了]を選択: インストール プロセスを終了します。
    -->  1- 続行
    	 2- 戻る
    	 3- 終了
    目的の操作に対応した数字を入力するか、またはデフォルトを使用する場合は Enter キーを押してください。
    
  8. アップグレードを続行するには、Enter キー([続行])を押します。

    CA Configuration Automation に含まれる Java 仮想マシン(VM)をインストールするか、または別の Java VM を使用するプロンプトが表示されます。 

    --> 1- CA Java VM を使用
        2- 独自の Java VM を選択
    選択の数値を入力するか、または現在の選択を使用する場合は Enter キーを押してください。
    
  9. [サーバ]に使用する Java VM 関連付けられている番号を入力するか、または指定された Java VM をインストールするには、Enter キーを押します。

    独自の Java VM を選択するように指定する場合、インストール プログラムによって、使用する Java VM の場所の入力が求められます。

    注:  インストール プログラムでは、国内の暗号化を使用するため、指定の Java VM バージョンをインストールすることが推奨されます。この暗号化は強力で、データベースに格納されるデータに利用可能です。 代わりに既存のインストール済み Java VM を使用することを選択する場合、バージョンが 1.5.0_03 以降であることを確認してください。

    インストール プログラムによってインストール ディスクに十分な容量があるかチェックされ、必要なディスク容量、およびディスクの空き容量に関するサマリが表示されます。

  10. インストール前のサマリを確認し Enter キーを押します。

    必要なファイルがターゲット サーバにコピーされると、インストール プログラムによってインストールの進捗状況が表示され、終了すると通知されます。

  11. 元のインストールで指定された CCA サーバの構成を表示するには、Enter キーを押します。以下に例を示します。
    CCA サーバ名: sunu5-0
    管理者の電子メール アドレス: patti.smith@birdland.com
    CCA ポート番号: 8080
    AJP ポート番号: 8007
    メール サーバ名: pop3mail
    

    注:  インストール プログラムを使用して、ソフトウェアをアップグレードする場合、既存の CCA サーバ設定を編集することはできません。 構成フィールドのいずれかを変更する場合、ソフトウェアをアンインストールして再インストールする必要があります。

    サーバの構成設定は以下のとおりです。

    CCA サーバ名

    CCA サーバ名を指定します。ソフトウェアをインストールしているサーバの、デフォルトの名前です。

    管理者の電子メール アドレス

    CA Configuration Automation 管理者の電子メール アドレスを指定します。

    CCA ポート番号

    CCA サーバのリスニング ポート番号を指定します。

    AJP ポート番号

    Apache Jakarta Project(AJP)の接続ポート番号を指定します。

    メール サーバ名

    メール サーバ名を指定します。

  12. ソフトウェアのアップグレードに関するデータベース構成の注意事項を表示するには、Enter キーを押します。
  13. データベース タイプの選択内容を確認するには Enter キーを押します。以下に例を示します。
    データベース タイプ: Oracle
    ENTER キーを押して続行します。
    
  14. 元のインストールで指定された CCA データベース構成を確認するには、Enter キーを押します。以下に例を示します。
    CCA ユーザ: CCA
    CCA ユーザ パスワード: co99hesion
    Oracle SID: or1
    サーバ名: sunu5-5
    ポート番号: 1521
    

    注:  インストール プログラムまたはウィザードを使用して、ソフトウェアをアップグレードする場合、既存の CCA データベース構成を編集することはできません。 構成フィールドのいずれかを変更する場合、ソフトウェアをアンインストールして再インストールする必要があります。

    パスワードがクリア テキスト内に表示されるので、アップグレード後に画面をクリアします。

    CCA データベース インスタンス作成および接続の設定を以下に示します。

    CCA ユーザ

    CCA データベースへの接続および更新の権限を持つユーザ名を指定します。

    CCA User Password

    前のフィールドで指定された CCA データベース ユーザの非表示パスワードを指定します。 

    Oracle SID

    (Oracle のみ)CCA データベースとして Oracle を使用する場合は、Oracle データベースのシステム識別子(インスタンス名)を指定します。

    CCA データベース インスタンス名

    (Microsoft SQL Server)データベース インスタンス名を指定します。

    サーバ名

    CCA データベースが置かれているサーバの名前を指定します。

    ポート番号

    データベースのリスニング ポート番号を指定します。

  15. Enterキーを押します。

    インストール プログラムによって、ソフトウェアの更新が完了し、cca.properties と呼ばれる新しい CCA サーバの構成ファイルが作成されます(詳細については、「CCA サーバの構成ファイル」を参照してください)。

    CCA サーバを起動するプロンプトが表示されます。

    ここで CCA サーバを開始しますか?
    -->  1- はい
    	 2- いいえ
    目的の操作に対応した数字を入力するか、またはデフォルトを使用する場合は Enter キーを押してください。
    
  16. CCA サーバを起動するには、Enter キー(はい)を押します。

    インストール プログラムによって CCA サーバのアップグレードが正常に行われたことが示されます。

  17. Enter キーを押してインストール プログラムを終了します。

    注:  エージェント ソフトウェアの以前のリリースは、CCA サーバのソフトウェアと互換性がありますが、CCA サーバで CA Configuration Automation エージェントをアップグレードすることをお勧めします。 「Linux または UNIX での CA Configuration Automation エージェントのアップグレード」の詳細な手順に従ってください。

  18. ブラウザのキャッシュをクリアして、CA Configuration Automation ユーザ インターフェースが正しく表示されるようにしてください。
    1. ブラウザを起動します。
    2. [ツール]アイコン メニューの[インターネット オプション]を選択します。

      [インターネット オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。

    3. [一般]タブで[インターネット一時ファイル]オプション内の[ファイルの削除]をクリックします。

      [ファイルの削除]ダイアログ ボックスが開きます。

    4. [すべてのオフラインコンテンツを削除する]チェック ボックスを選択して、[OK]をクリックします。

      ブラウザのキャッシュをクリアします。

ウィザードを使用するアップグレード

インストール ウィザードを使用して、Solaris または Linux で CCA サーバをアップグレードする方法

  1. ターゲット サーバのターゲット インストール ディレクトリへの書き込み権限を持ち、ソフトウェアのインストールが許可されたユーザとしてログインします。 
  2. DISPLAY 変数が正しく設定されていることを確認します。
    $ echo $DISPLAY
    

    DISPLAY 変数が設定されていない場合は、実行前にこの変数を設定します。以下に例を示します。

    $ DISPLAY=<server_name/IP>:0.0
    $ export DISPLAY
    
  3. インストール プログラムが含まれる、CA Configuration Automation コンポーネントおよびオペレーティング システムのディレクトリに移動します。 
    $ cd server/<operating_system>
    
    <operating_system>

    オペレーティング システムを指定します。Linux または Solaris のいずれかです。

  4. 以下の入力で、インストール ウィザードを実行します。
    $ ./installCCAServer.bin
    

    インストール プログラムは、必要なファイルを一時的な作業領域に抽出することによってインストールの準備を行います。  これには数分間かかる場合があります。

    適切な /tmp 領域が利用できない場合、インストール プログラムはユーザのホーム ディレクトリ内の領域の利用を試みます。  たとえば、root としてログインしている場合は、インストール プログラムは一時的な作業領域として / をチェックし使用します。    インストールが正常に完了すると、一時的なストレージは解放されます。 

    インストール ウィザードが開始され、[はじめに]が表示されます。

  5. [はじめに]画面を読み、[次へ]をクリックします。

    注:  その時点までにすでにインストールされたファイルは自動で削除されず、部分的な CCA データベースの更新によって、予期せぬ結果が生じる可能性があるため、開始した後アップグレードはキャンセルしないことをお勧めします。  アップグレードを完了する予定の場合のみ続行します。

    [使用許諾契約]画面が表示されます。

  6. [使用許諾契約]を読み、[使用許諾契約の条項に同意する]を選択し、[次へ]をクリックします。 

    CA Configuration Automation ソフトウェアをアップグレードするには、使用許諾契約に同意する必要があります。

    [重要情報]画面が表示されます。

  7. 著作権およびソフトウェアの使用に関する情報を読み、[次へ]をクリックします。

    インストール場所の選択画面が表示されます。

  8. 元の CCA サーバのソフトウェアがインストールされている場所のパス名を入力するか、Enter キーを押してデフォルトを使用するか、または[選択]をクリックして場所を選択します。 

    初期インストールに対して推奨されるデフォルトの場所は /opt/CA/CCAServer です。

    注:  インストール ウィザードを使用してソフトウェアをアップグレードするためには、元のインストールと同じ場所を指定する必要があります。  既存の CCA サーバのインストールとは異なるパスを指定する場合、CA Configuration Automation は既存のソフトウェアを検出せず、アップグレードの代わりに新しく個別のインストールを作成します。

    UNIX ベースのシステムでは、パス名に使用できる文字は英数字、アンダースコア(_)、およびスラッシュ(/)のみです(空白文字やその他の特殊文字は使用できません)。          指定したディレクトリが存在しない場合は、インストール ウィザードによって、ディレクトリが作成されます。   

    CA Configuration Automation は、指定された場所にインストールされた、旧バージョンのソフトウェアを検出し、[インストール済みの製品が存在します]ダイアログ ボックスが表示されます。

  9. [続行]をクリックします。

    [Java 仮想マシン]画面が表示されます。

  10. CCA サーバ用にカスタマイズされた Java VM をインストールするには、[次へ]をクリックします。

    別の Java VM を選択するように指定する場合、ウィザードによって、使用する Java VM の場所の入力が求められます。

    注:  インストール プログラムでは、国内の暗号化を使用するため、指定の Java VM バージョンをインストールすることが推奨されます。この暗号化は強力で、CCA データベースに格納されるデータに利用可能です。 代わりに既存のインストール済み Java VM を使用することを選択する場合、バージョンが 1.5.0_03 以降であることを確認してください。 

    Java VM を選択した後、[インストール前サマリ]画面が表示されます。

  11. インストール前のサマリを確認して、[インストール]をクリックします。

    インストール プログラムによって、インストール ディスクに十分な容量があるかチェックされます。必要なディスク容量、およびディスクの空き容量に関するサマリが、インストール前のサマリに表示されます。

    必要なファイルがターゲット サーバにコピーされると、ウィザードにはインストールの進捗状況が表示され、終了すると通知されます。 

  12. 元のインストールで指定された CCA サーバの構成情報を確認するには、[次へ]をクリックします。 

    CCA サーバの構成情報の画面が表示されます。

  13. CCA サーバの構成設定情報を確認し、[次へ]をクリックします。

    注:  インストール ウィザードを使用して、ソフトウェアをアップグレードする場合、既存の CCA サーバの設定を編集することはできません。 構成フィールドのいずれかを変更する場合、ソフトウェアをアンインストールして再インストールする必要があります。

    [サーバの構成]設定を以下に示します。

    CCA サーバ名

    CCA サーバ名を指定します。ソフトウェアをインストールしているサーバの、デフォルトの名前です。

    管理者の電子メール アドレス

    CA Configuration Automation 管理者の電子メール アドレスを指定します。

    CCA ポート番号

    CCA サーバのリスニング ポート番号を指定します。

    AJP ポート番号

    Apache Jakarta Project(AJP)の接続ポート番号を指定します。

    メール サーバ名

    メール サーバ名を指定します。

    [次へ]をクリックすると、[データベース構成]画面が表示されます。

  14. ソフトウェアのアップグレードに関するデータベース構成の注意事項を読み、[次へ]をクリックします。

    [データベース タイプ]画面が現れ、前のインストール時のデータベース タイプが表示されます。

  15. データベース タイプの選択内容を確認して、[次へ]をクリックします。

    CCA データベース インスタンス構成の画面が表示されます。

  16. 元のインストールで指定された CCA データベース構成を確認し、[完了]をクリックします。

    注:  インストール ウィザードを使用して、ソフトウェアをアップグレードする場合、既存の CCA データベース構成を編集することはできません。 構成フィールドのいずれかを変更する場合、ソフトウェアをアンインストールして再インストールする必要があります。

    CCA データベース インスタンス作成および接続の設定を以下に示します。

    CCA ユーザ

    CCA データベースへの接続および更新の権限を持つユーザ名を指定します。

    CCA User Password

    前のフィールドで指定された CCA データベース ユーザの非表示パスワードを指定します。

    Oracle SID

    (Oracle のみ)CCA データベースとして Oracle を使用する場合は、Oracle データベースのシステム識別子(インスタンス名)を指定します。

    CCA データベース インスタンス名

    (Microsoft SQL Server のみ)データベース インスタンス名を指定します。

    サーバ名

    CCA データベースが置かれているサーバの名前を指定します。

    ポート番号

    データベースのリスニング ポート番号を指定します。

    ウィザードにより、ソフトウェアの更新が完了し、CCA サーバの構成ファイル(cca.properties)が作成されます。 (詳細については、「CCA サーバの構成ファイル」を参照してください。)

    ウィザードで、CCA サーバを起動するように要求されます。

  17. サーバを起動するには、[はい]をクリックします。

    ウィザードによって CCA サーバのアップグレードが正常に行われたことが示されます。

  18. CCA サーバのインストール ウィザードを閉じるには、[完了]をクリックします。

    注: エージェント ソフトウェアの以前のリリースは、CCA サーバのソフトウェアと互換性がありますが、CCA サーバのホスト システムで CA Configuration Automation エージェントをアップグレードすることをお勧めします。 「Linux または UNIX での CA Configuration Automation エージェントのアップグレード」の詳細な手順に従ってください。

  19. ブラウザのキャッシュをクリアして、CA Configuration Automation ユーザ インターフェースが正しく表示されるようにしてください。
    1. ブラウザを起動します。
    2. [ツール]アイコン メニューの[インターネット オプション]を選択します。

      [インターネット オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。

    3. [一般]タブで[インターネット一時ファイル]オプション内の[ファイルの削除]をクリックします。

      [ファイルの削除]ダイアログ ボックスが開きます。

    4. [すべてのオフラインコンテンツを削除する]チェック ボックスを選択して、[OK]をクリックします。

      ブラウザのキャッシュをクリアします。

Linux または UNIX での CA Configuration Automation エージェントのアップグレード

以下のいずれかの方法で、Linux または UNIX で CA Configuration Automation エージェント ソフトウェアをアップグレードできます。