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エラー メトリックの読み取りと理解

Workstation から

Investigator でのエラー メトリックの表示

errors.pbd ファイルを使用すると、Errors Per Interval メトリックが生成され、いくつかのデフォルト リソースの下に表示されます。 Local Product は、J2EE コネクタ、サーブレット、JTA、HTTP などの J2EE リソースに対する間隔ごとのエラー数メトリックを生成します。また、このメトリックを、ASP.NET ページ、ADO.NET データ ソース、メッセージング キュー、Web メール、エンタープライズ サービス トランザクションなどの .NET フレームワーク リソースに対しても生成します。

ライブ エラー ビューアでのエラー データの表示

エラー データをライブで表示するには、Workstation コンソールまたは Investigator ウィンドウから[Workstation]-[新規ライブ エラー ビューア]を選択します。 ライブ エラー ビューアには 2 つの表示領域があります。

注: Oracle のアプリケーション サーバによる非 JSP 要求(.html、.gif、および他の非アクティブなリソースへの要求など)の処理方法のために、これらの要求は blamepoint トレーサでは追跡されません。したがって、これらのエラーのエラー スナップショットは作成されません。

エラー データ テーブル

エラー データ テーブルには、現在のエラーに関する情報が表示されます。 次の表に、それぞれのエラーに対して表示される情報を示します。

カラム名

情報

エージェント

エージェント名

タイムスタンプ

ルート コンポーネントの呼び出し開始時刻(システム クロックに基づく)

説明

エラーのコンポーネントの種類。 これは、コンポーネントのリソース名の最初のセグメントにマップされます。標準の J2EE Blamed メトリックの場合は、Servlets、JSP、EJB、JNDI などが例として挙げられます。.NET コンポーネントの場合の例としては、Messaging および WebMail があります。 カスタム トレーサの実装では、カテゴリが、Blamed メソッドのメトリック リソースの最初のセグメントと一致します。 メトリック リソースにセグメントがない場合は、[説明]が「カスタム トレーサ」にマップされます。

エラー メッセージ

キャプチャされた完全一致のエラー メッセージ

エラー スタック ビュー ペイン

エラー テーブル ペインでエラーを選択すると、エラー スタック ビューが下部ペインに表示されます。

エラー メッセージは赤で表示されます。 ツリーには、コンポーネント追跡でエラーが発生した場所が示されます。 コンポーネントは太字で表示され、その後にコンポーネント データが続きます。

図は、フロントエンド メソッドを表示するツリーの エラー スタック ビュー表示を示しており、エラーが頻発するメソッドは赤色で強調されています。

注: エラー スナップショットの行をコピーして、電子メール、レポート、またはテキスト メッセージに含めることができます。 エラーをコピーするには、クリックして選択し、Ctrl + C を押してコピーします。

履歴エラー データの表示と分析

トランザクション イベント データベースには、エージェントによってキャプチャされたエラーおよびトランザクション追跡データが含まれています。 トランザクション イベント データベースのエラー情報は、エラー属性およびテキストに基づいてエラーをクエリして表示および分析できます。 選択したエラーに類似するエラー、または相関するエラーをクエリすることによって、分析の範囲を拡張できます。 トランザクション イベント データベースをクエリするには、「保存済みイベントのクエリ」を参照してください。

Transaction Tracer によるエラーの表示

エラーを含むトランザクション追跡は、トランザクション追跡ビューア ウィンドウに表示されます。

注: 無視するようにタグ付けされたエラーは、トランザクション追跡ビューアに表示されていても、ライブ エラー ビューアには表示されないことがあります。 これは、IntroscopeAgent.profile の ignore コマンドをエージェントが処理し終わる前に、アプリケーションのエラーが表示された場合に発生します。

トランザクション内で発生するエラーは、トランザクション追跡ビューアで表示します。 (トランザクション追跡ビューアの使用に関する一般情報については、「トランザクション追跡ビューアの使用」を参照してください)

トランザクション追跡ビューアでエラーを表示する方法

  1. [Workstation]-[新規トランザクション追跡セッション]を選択します。
  2. [最小トランザクション継続時間]ダイアログ ボックスに、トランザクション追跡セッションの長さを入力します。
  3. [追跡エージェント]セクションで、オプションを選択して、トランザクション追跡セッションで追跡するエージェントを定義します。
  4. 他のフィルタ オプションに加えて、[エラー]を選択して、フィールドに検索するエラー情報を入力します。
  5. [OK]をクリックします。

    エラーを含むトランザクション追跡は、トランザクション追跡ビューア ウィンドウに表示されます。

    注: 無視するようにタグ付けされたエラーは、トランザクション追跡ビューアに表示されていても、ライブ エラー ビューアには表示されないことがあります。 これは、IntroscopeAgent.profile の ignore コマンドをエージェントが処理し終わる前に、アプリケーションのエラーが表示された場合に発生します。

    テーブルでトランザクションを選択すると、トランザクション スナップショットが表示されます。 トランザクション内でエラーが発生した場合は、[トランザクション追跡]ウィンドウで、特定のトランザクション スナップショットの背景が赤で表示されます。

    図は、追跡ビューア内のプロセスのスタックを表示します。1 つのプロセスはエラー状態です。

  6. スナップショットでそのエラーをクリックすると、トランザクション スナップショットの下のプロパティ ペインに詳細が表示されます。

注: プロパティの詳細で任意のフィールドのテキストを選択して、キーボード コマンドでコピーできます。

デフォルトの errors.pbd は、オーバーヘッドを最小限に抑えながら、重大なエラーを報告するように設計されています。 監視してしているすべてのメソッドに ExceptionErrorReporter を適用するなど、エラー追跡を過度に使用すると「誤検出」が多く発生することになります。たとえばこの場合、ユーザが数値フィールドに「California」と入力することで、NumberFormatException を発生させる可能性がありますが、この例外を重大な問題として報告することはお勧めできません。