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Concurrent Invocations

呼び出しは、アプリケーションおよびそのさまざまな部分によって処理される要求です。 Concurrent Invocations (同時進行中の呼び出し)は、一定の時間に処理される要求の数です。

CA APM は、特定の間隔の終了時にまだ処理中であった要求の数を数えて、Concurrent Invocations メトリックを計算します。

図はサンプルの[同時進行中の呼び出し]グラフを示しています。

上記の図の 1 というは、選択した間隔の終了時に、1 つの要求が、まだ進行中(つまり、処理中)であったことを示しています。

選択した間隔の終了時に進行中であった要求は、その後の間隔中に完了すると思われます。 指定したしきい値の前に完了しなかった要求は、ストールと呼ばれます(「Stall Count (ストール数)」を参照)。

Concurrent Invocations を使用した分類

Concurrent Invocations をほかのメトリックの変化と組み合せて、傾向を分析することで、問題を識別し、診断できます。 以下のガイドラインは、Concurrent Invocations 値(数ではなく)に関するものです。

一貫した問題

Concurrent Invocations 値が一貫して高い場合は、以下の問題を示唆します。

Responses Per Interval 値が低く、Concurrent Invocations 値が一貫して高い場合は、以下の問題を示している場合があります。

定期的な問題

Concurrent Invocations 値が定期的に高くなる場合は、定期的に急増した後に通常に戻る状態を表すグラフで示されます。 これは、次の問題を示している場合があります。

Available Connections 値が低く、Concurrent Invocations 値が定期的に高くなる場合は、以下の問題を示している場合があります。

利用可能なスレッド数の値が低く、Concurrent Invocations 値が定期的に高くなる場合は、以下の問題を示している場合があります。

段階的な問題

Concurrent Invocations 値が長期にわたって安定して増加しており、特に、間隔ごとの応答数の値が低い場合は、以下の問題を示している可能性があります。