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HTTP アナライザ プラグインの概要

HTTP アナライザ プラグインにはソフト開発キット(SDK)が含まれます。 SDK には、ドキュメント、サンプル プラグインのソース コード、および、プラグインの API を定義する Java インターフェースが含まれます。

API は、TIM が HTTP コンポーネントの要求データおよび応答データと共に呼び出すプラグイン メソッドを定義します。 これらのメソッドはパラメータ(名前/値のペア)を返し、TIM はこれらを内部パラメータ リストに追加して、トランザクション定義と照合します。 プラグインのメソッドは、TIM ログに表示されるログ メッセージを返すこともできます。

CA CEM は、HTTP アナライザ プラグインに定義されるように、パラメータ タイプ plug-in を使用してトランザクションを識別します。 プラグインによって生成されたすべてのパラメータには、タイプ plug-in が自動的に割り当てられます。

パラメータ タイプ plug-in は、以下を識別するのに使用できます。

TIM が HTTP コンポーネントの要求および応答を監視するときに、要求と応答をプラグインへ渡します。 TIM は、プラグインによって返されるすべてのパラメータを、タイプ plug-in で内部パラメータ リストに追加します

HTTP アナライザ プラグインの機能により、TIM がプラグインへ渡すものをフィルタすることができます。 サーバ IP アドレスの範囲、ポート番号、および URL フィルタによるフィルタが可能です。

plug-in パラメータは、CA CEM 障害の HTTP 情報のセクションに表示されます。

複数のプラグインを、最大 10 個まで一度に有効にすることができます。 要求がプラグインのフィルタに一致する場合、TIM は各 HTTP コンポーネント要求をすべての有効なプラグインへ渡します。 TIM は、すべてのプラグインからのパラメータを使用します。

CemPluginApiV2 インターフェースには以下のメソッドが含まれ、TIM によって一度呼び出されます。

TIM は、各 HTTP コンポーネントについて、以下の順でメソッドを呼び出します。

上記メソッド(initialize と terminate を除く)は、null インスタンスまたは CemPluginOutput インスタンスを返します。 CemPluginOutput クラスには以下の 2 つのフィールドがあり、そのいずれか(あるいは両方)を null にできます。

注: 多くの場合、複数の HTTP コンポーネントが同時進行しています(つまり、複数のトランザクション コンポーネントがさまざまな状態で存在)。 プラグインが複数のコンポーネントを同時に処理できるように、コンポーネント ID は各コンポーネント メソッドに渡されます。