CA CEM では、Web トランザクションを実行しているユーザのエクスペリエンスを監視します。 ただし、CA CEM の管理に責任を担うアプリケーション管理者がこれらのトランザクションを定義する必要があります。 それには、トランザクションを記録することと、各トランザクションを一意に識別する要素を指定する 2 つのタスクがあります。 場合によっては、アプリケーション管理者が、このタスクの実行に膨大な時間を費やすこともあります。 また、識別のための要素を指定するのに必要なトランザクションの内部詳細について詳しい Web プログラマの協力が必要となる場合があります。
さらに、トランザクションが変更されたとき、トランザクションを再記録します。 Web ベース アプリケーションには頻繁に変更されるものがあります。
自動トランザクション検出は、通常のトランザクション記録およびプロモートにおける欠点に対する解決策を提供します。
自動トランザクション検出によって以下が容易になります。
すべての新しい URL は個別のトランザクションとして認識されます。 管理者は、特定のコンテンツ タイプを指定することにより、何をトランザクションとするかを決定できます。
複雑で緻密な Web アプリケーションでも、通常は、あるパラメータの組み合わせによってトランザクションを一意に識別できます。 アプリケーション所有者が、Web アプリケーション開発者の助けを借りて、そのようなリストを提供すると、自動トランザクション検出によってそれらのパラメータを含むトランザクションを検出することができます。 この方法は、URL のみを使用して識別するより手間がかかります。 ただし、その利点は、アプリケーション プログラマの協力なしで実行でき、変更の可能性が低いパラメータを使用できることです。
自動トランザクション検出では、すでに監視されているトランザクションの非識別コンポーネントの変更を検出することができます。 これらのコンポーネントは、自動的にトランザクション定義に追加できます。 変更される可能性がある非識別コンポーネントは、たとえばイメージや JavaScript ファイルなどがあります。 現在監視されているトランザクションで非識別コンポーネントを自動的に検出することは、管理者がトランザクションを管理するために必要となる作業負担を著しく軽減します。
要約すると、自動トランザクション検出機能は、トランザクションの実際のユーザ エクスペリエンスを記録します。 アプリケーションによっては、管理者によって実行される記録セッション(「トランザクション シグネチャの記録」を参照してください)より有用である場合があります。
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