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トレーサ構文

トレーサをグループに関連付けたり、グループを有効化/無効化する単純なキーワードのほかに、PBD ファイルにはトレーサの定義が含まれています。 Introscope でトレーサを認識および処理できるようにするには、カスタム トレーサを作成するときに特定の構文を使用する必要があります。 トレーサは、ディレクティブと、追跡するメソッドまたはクラスについての情報を、以下の形式で指定して構成します。

<ディレクティブ>: [arguments]

ここで、[arguments] はディレクティブ固有のリストです。 追跡ディレクティブで使用される引数は、<トレーサ グループ><クラス><メソッド><トレーサ名>、および <メトリック名> です。

注: 使用するディレクティブによっては、これらのパラメータのサブセットだけが必要な場合もあります。

<ディレクティブ>

カスタム追跡に利用できる主なディレクティブは、以下の 6 つです。

注: 実装された具象メソッドのみが、追跡対象となり、実行中にメトリック データをレポートできます。 カスタム トレーサで抽象メソッドを指定しても、メトリック データはレポートされません。

<トレーサ グループ>

トレーサが関連付けられているグループ。

<クラス>

追跡するクラスまたはインターフェースの完全修飾名。 クラスの完全修飾名には、名前だけでなくクラスの完全なアセンブリ名が含まれます。たとえば、以下のようになります。

[MyAssembly]com.mycompany.myassembly.MyClass

注: アセンブリ名は [] かっこで囲む必要があります。

<メソッド>

または

<トレーサ名>

使用するトレーサのタイプを指定します。 たとえば、BlamePointTracer となります。 トレーサ名および追跡対象項目の説明については、「トレーサ名」を参照してください。

<メトリック名>

収集されたデータを Introscope Workstation に表示する方法を制御します。

以下の例は、メトリック ツリーのさまざまなレベルにあるメトリックの名前および場所を指定する 3 つの方法を示します。