TIM を Multi-Port Monitor にインストールすると、TIM は複数プロセス間のトラフィックの負荷を複数の CPU 間で分散させることができます。 マルチプロセス モードで実行すると、TIM のスループットが著しく増加します。 正確なスループット値は、監視するトラフィックやトランザクションの定義方法など多くの要因によって異なります。
マルチプロセス モードでは、TIM は、ワーカ プロセスと呼ばれる複数のプロセス間にネットワーク トラフィックを分散します。 マルチプロセス モードの TIM を効率的に動作させるには、以下の手順に従います。
異なるネットワーク構成では、これらのガイドラインは別の手段によって達成できます。 CA Technologies では、ワーカ プロセス間のトラフィックを分配するために、いくつかの柔軟な方法を用意しています。 以下のオプションがあります。
ネットワーク トラフィックは、クライアント IP アドレスに基づいてワーカ プロセスに割り当てられます。 これがデフォルトで、CA Technologies の推奨値です。 お使いのネットワーク環境でこのオプションが有用でない場合は、ほかのオプションを考慮します。 たとえば、TIM がプロキシ サーバの後ろに配置されている場合など、すべてのトラフィックが同じクライアント IP アドレスから送信されているように見える場合などは、その他の設定オプションを検討します。 この例のデフォルト設定は shared=client です。 このネットワーク環境では、クライアント IP アドレスを使用して TIM 上で負荷分散することはできません。このため、サーバ IP アドレス オプションを使用することを考慮します。
ネットワーク トラフィックは、サーバ IP アドレスに基づいてワーカ プロセスに割り当てられます(shared=server など)。 このオプションでは、1 つのサーバが 1 つのビジネス トランザクションのすべてのトランザクションを処理する必要があります。
トラフィックは、クライアントとサーバの IP アドレスの組み合わせに基づいてワーカ プロセスに割り当てることができます。 サーバ ルールとクライアント ルールの間に不一致がある場合は、サーバ ルールが優先されます。
ロード バランサ構成ファイルを使用して、TIM がクライアントまたはサーバをどのように負荷分散するかを定義します。
注: スタンドアロンの TIM はシングルプロセス モードで実行されます。
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