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introscope.enterprisemanager.agent.metrics.limit

このプロパティには、超過したときに Agent レポートがクランプされる値を設定します。

たとえば、メトリックのデフォルトの数(1200,000)に達すると、以下の状況が発生します。

エージェントの設定が適切でない場合、数千に上るメトリックが連続して作成され、Enterprise Manager が過負荷状態になる可能性があります。

このプロパティを使用すると、メトリックによる過負荷を防ぐことができます。 指定した数を超えるメトリックをエージェントが生成した場合、Enterprise Manager はメトリックを削除します。 このような場合は、エージェントの設定を変更して、レポートされるメトリックの量を減らしてください。

注: 詳細については、「CA APM Java Agent 実装ガイド」または「CA APM .NET Agent 実装ガイド」を参照してください。

デフォルト

120000

このクランプ プロパティは、Introscope.Agent.profile ファイル内にある introscope.agent.metricClamp プロパティと連携して機能します。

introscope.enterprisemanager.agent.metrics.limit クランプ値が introscope.agent.metricClamp 値の前にトリガされた場合、Enterprise Manager はエージェント メトリックを読み取りますが、それを Investigator メトリック ブラウザ ツリー内でレポートしません。

introscope.agent.metricClamp クランプ値が introscope.enterprisemanager.agent.metrics.limit クランプ値の前にトリガされた場合、エージェントは Enterprise Manager へのメトリックの送信を停止します。

introscope.enterprisemanager.agent.trace.limit

introscope.enterprisemanager.agent.trace.limit プロパティはトランザクション追跡をクランプします。 このプロパティでは、間隔ごとに各エージェントで Enterprise Manager が処理できるトランザクション イベント数の制限を定義します。

このプロパティはスタンドアロンの Enterprise Manager およびコレクタの両方に適用されます。

エージェントがレポートするトランザクション追跡の数が指定した制限を超えた場合、残りの追跡はすべて Enterprise Manager によってドロップされます。

デフォルト

1000

introscope.enterprisemanager.agent.trace.limit=1000

introscope.cdv.max.users

このプロパティでは、1 つのコレクタに接続できるクロス クラスタ データ ビューア(CDV)の数を制限します。 クロス クラスタ データ ビューアは、通常、2 つ以上のクラスタにまたがって複数のコレクタに接続します。

CDV の接続によってメトリックが抽出され、コレクタのパフォーマンス負荷が増加する場合があります。 このクランプを使用して、コレクタが受け入れることができる CDV 接続の数を制限してください。

デフォルト

5

introscope.enterprisemanager.disconnected.historical.agent.limit

このプロパティでは、切断されてもマウントされ続ける履歴エージェントの数を制限します。 このクランプにより、Enterprise Manager のランタイム メモリの使用を最小限に抑えることができます。

このクランプは、以下の両方の履歴エージェントを制限します。

エージェントのマウントおよびマウント解除については、「CA APM Workstation ユーザ ガイド」を参照してください。

このクランプのしきい値に到達すると、Enterprise Manager は自動的にマウント解除できる最も古い切断済みの履歴エージェントをマウント解除しようとします。 Enterprise Manager が自動的にマウント解除できる履歴エージェントがない場合、それは CA APM ユーザが切断された履歴エージェントをすべて手動でマウントしたことを意味します。 Enterprise Manager は、CA APM ユーザが手動でマウントした切断済みの履歴エージェントをマウント解除しようとしません。

introscope.enterprisemanager.disconnected.historical.agent.limit=400

このクランプのしきい値クランプを 400 に設定しています。 Tomcat という名前のエージェントと Other という名前の 399 個のエージェントが Enterprise Manager に接続されています。 400 個のエージェントのうち、Tomcat エージェントは自動的にマウント解除できない最も古いエージェントです。 Enterprise Manager は 400 個のエージェントをすべて切断します。 エージェントが再接続するときに、Enterprise Manager は切断されてもマウントされ続けているエージェントの数がエージェントのしきい値である 400 個未満かどうかを評価します。 Other という名前の 399 個のエージェントがすべて再接続した後、Tomcat エージェントが再接続しようとします。 Enterprise Manager は以下のアクションを実行します。

Tomcat エージェントをマウント解除すると、切断されたエージェントの数が 399 個になり、再びエージェント クランプのしきい値である 400 個を下回ります。

Enterprise Manager は、以下の状況が発生したときに APM ステータス コンソールに通知します。

以下の状況が発生した場合、このクランプは切断済みでマウントされているエージェントを廃棄しません

以下の状況が発生した場合、切断された履歴エージェントはマウントされたままになります。

以下の状況が発生した場合、Enterprise Manager は切断された履歴エージェントをマウントします。

以下の状況が発生した場合、Enterprise Manager は切断済みでマウントされているエージェントのうち、自動的にマウント解除できるものを検索します。

Enterprise Manager は、切断済みでマウントされているエージェントを検出すると、最も古い切断済みの履歴エージェントをマウント解除し、新しく切断されたエージェントをマウントしたままにします。 Enterprise Manager が自動的にマウント解除できる履歴エージェントがない場合、Enterprise Manager は新しく切断された履歴エージェントをすぐにマウント解除します。 その後、CA APM ユーザが履歴エージェントを手動でマウントしようとすると、以下のアクションが実行されます。

デフォルト

400

introscope.enterprisemanager.events.limit

introscope.enterprisemanager.events.limit プロパティはトランザクション追跡をクランプします。 このプロパティでは、間隔ごとに Enterprise Manager によって処理されるトランザクション イベント数の制限を定義します。

このプロパティはスタンドアロンの Enterprise Manager、コレクタ、および MOM に適用されます。

このクランプは、すべてのエージェントによって生成されたすべてのトランザクション イベントの総数に適用されます。 クランプ値に到達すると、その間隔内のそれ以降にエージェントからレポートされたトランザクション イベントの残りのすべてがドロップされます。

デフォルト

1250

introscope.enterprisemanager.events.limit=1250

introscope.enterprisemanager.metrics.historical.limit

このプロパティは、Enterprise Manager 内の履歴メトリック数を制限します。 制限は 15 秒ごとにチェックされるため、クランプが適用される前にこの値を超える場合があります。 制限を超えたことが検出されると、Enterprise Manager はすべてのエージェントを停止するため、新しいメトリックを登録することができなくなります。 古いメトリックは引き続きレポートされます。

デフォルト

1200000

introscope.enterprisemanager.metrics.live.limit

このプロパティは、エージェントから現在レポートされているライブ メトリックを制限します。 制限を超えたことが検出されると、Enterprise Manager はすべてのエージェントを停止するため、新しいメトリックを登録することができなくなります。 制限は 15 秒ごとにチェックされるため、クランプが適用される前にこの値を超える場合があります。 古いメトリックは引き続きレポートされます。 履歴データのあるメトリックは、クランプされません。

エージェントに 60k のメトリックがある場合、これはクランプ前に Enterprise Manager にレポートされ、50k のクランプが適用されますが、60k の古いメトリックはすべてまだ、Enterprise Manager に登録することが可能です。 ただし、履歴データがまだ収集されていない新しいメトリックを登録しようとしても、登録することはできません。

デフォルト

500000