MOM loadbalancing.xml を使用して、MOM のロード バランサが接続元エージェントをどのようにコレクタに割り当てるかを制御するエージェント エレメントを構成できます。 include エレメントおよび exclude エレメントを構成して、特定の Enterprise Manager へのエージェント接続を許可または禁止できます。
注: 過負荷状態にあるコレクタの負荷分散を実行する場合、バージョン 9.1 より前の CA APM では、MOM は、コレクタに直接接続するように設定されたエージェントを対象にしていませんでした。 CA APM バージョン 9.1 から、MOM は 9.1 以前および 9.1 以降のエージェントを対象にして切断できるようになりました。 バージョン 9.1 以前およびそれ以降のエージェントの特定のコレクタへの接続を保持して、負荷分散を行わないようにするには、loadbalacing.xml に agent-Collector エレメントを追加します。
以下の手順に従います。
これらのプロパティを定義するとき、以下のガイドラインおよびエージェントの負荷分散の設定例を使用します。
接続元エージェントが <agent-specifier> 正規表現に一致すると、<include> リストに含まれるコレクタの 1 つに割り当てられます。 loadbalancing.xml 内で最初に一致した <agent-specifier> が優先されます。 <include> リストがない場合、エージェントは <exclude> リストに含まれないコレクタに割り当てられます。 これらの制限を満たす利用可能なコレクタがない場合、エージェントのコレクタ接続要求は拒否されます。
注: エージェント指定子の正規表現には、エージェント パス名の 3 つのエレメント <host machine name>|<custom process name>|<agent name> が含まれる必要があります。 たとえば、EPAgent で始まる名前を持つエージェントすべてを含めるように、次のコンテンツを使用します。
<agent-specifier>.*¥|.*¥|EPAgent.*</agent-specifier>
<include> </include>
この例では、エージェントは localhost@5002 という名前のコレクタ上でのみ許可されます。
<include> <collector host="localhost" port="5002"/> </include>
<exclude> </exclude>
この例では、エージェントは localhost@5002 という名前のコレクタ上でのみ許可されていません。
<exclude> <collector host="localhost" port="5002"/> </exclude>
この例では、エージェントはポート 6001 上の newCollector-ip という名前のコレクタにラッチされます。 newCollector-ip が利用不可のときは、MOM はエージェントを Collector1-ip へ割り当てることができます。
<include>
<Collector host="newCollector-ip" port="6001" latched=”true” /> <Collector host="Collector1-ip" port="6001" />
</include> </agent-Collector>
include リストへ 1 つのコレクタのみを追加する場合、ラッチ済みプロパティの設定は必要ありません。
複数のコレクタが「latched=true」に設定されている場合、接続設定はすべてのラッチ済みコレクタに適用されます。
ラッチ済みプロパティが true に設定され、コレクタが過負荷状態になっているとき、MOM はコレクタからエージェントを切断しません。 ラッチ済みコレクタがダウンすると、切断されたエージェントは別に許可された利用可能なラッチ済みコレクタに接続します。
利用可能なラッチ済みコレクタがない場合、エージェントは許可されたコレクタに接続します。 利用可能な許可されたコレクタがない場合、エージェントの動作はエージェントのバージョンで決まります。
たとえば、環境に 10 個のコレクタがある場合、エージェントを 1 つ以上のコレクタにラッチするよう設定できます。 ラッチ済みコレクタがすべて利用不可になる場合、MOM はもう一方の利用可能なラッチされていないコレクタへエージェントを転送できます。
ラッチ済みプロパティがコレクタに設定されないとき、エージェントはそのコレクタに接続しますが、これはラッチ済みコレクタがすべて利用不可の場合のみに起こります。
ラッチ済みプロパティのデフォルト値は false です。
エージェントから Enterprise Manager への以下の通信プロトコルに対して、正しいポート番号を指定します。
エージェントから Enterprise Manager への以下の通信プロトコルに対して、特定のセキュアな通信チャネルの正しいポート番号を指定します。
新しい値は、Enterprise Manager がホット デプロイ中にプロパティ ファイルをチェックするときに自動的に有効になります。 ホット デプロイは、約 60 秒ごとに実行されます。 MOM は、次の負荷分散の間隔で、クラスタの負荷を分散させます。
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