多くの環境では、多少の障害があるのは普通のことです。 ただし、標準から乖離した変化が見られる場合は把握する必要があります。
標準からの偏差がある場合は、インシデント管理設定、インシデント生成ルール、およびインパクト設定を使用して、インシデントを生成することができます。
障害のビジネス インパクト
CA CEM は、障害が発生しているビジネス トランザクション、障害タイプ、およびユーザに基づいて、受信する各障害にビジネス インパクトを割り当てます。
障害のビジネス インパクトは、以下のように計算されます。
ビジネス トランザクションのウェイト * 障害タイプのウェイト * ユーザのウェイト
インパクト レベルは、以下のそれぞれに割り当てられます。
インパクト レベル |
割り当てられるウェイト |
---|---|
最小 |
1 |
最低 |
2 |
低 |
3 |
中 |
4 |
高 |
5 |
クリティカル |
6 |
すぐにトリガ |
7 |
インシデントのビジネス インパクト
CA CEM は、受信する障害をインシデントに集約します。 インシデントは、ビジネス トランザクションおよび障害タイプ別に集約されます。 インシデントのビジネス インパクトは、そのインシデントに集約されたすべての障害のビジネス インパクトの合計値と定義されます。 このビジネス インパクトはインシデント管理レポートに表示されます。
ビジネス トランザクション、障害タイプ、およびユーザの各インパクトがすべて中(4)の場合は、4 * 4* 4 = 64 が障害のインパクトです。 これがデフォルトで、インシデント レポートのグラフに表示されます。 これらのデフォルトのビジネス インパクトを使用する場合は、以下のようになります。
インシデントの生成方法
インシデントを作成する方法は、2 つあります。
有効なインシデント生成ルールを作成することによってトリガとする
主要インパクト要因レポート
主要インパクト要因レポートは、ビジネス サービス、ビジネス トランザクション、ユーザ/グループ、およびインシデントを含む、上位 5 つのインパクトの概要について報告します。
障害レポート
障害レポートには、各障害のビジネス インパクトが示されます。
インシデントのステータスとビジネス インパクトの重大度との対比
インシデントは、そのビジネス インパクトの値に応じて、複数の状態を取ることができます。 任意の CA CEM ユーザがインシデントをクローズできます。 それぞれの状態の境界は、[設定]の[インシデント設定]ページで、中程度、深刻、およびクリティカルの重大度の設定を使用して定義できます。
以下の図は、インシデントのステータスとビジネス インパクトの重大度を比較したものです。
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