セルフ モニタ テーブルとプロセス モニタ テーブル内のオブジェクト クラス、インスタンス、および属性値は、モニタ対象(または管理対象)オブジェクトを記述します。 オブジェクト インスタンス、クラス、および属性値が同じであるモニタが複数ある場合、そのようなモニタは、接続済みであると見なされ、同じ管理対象オブジェクトを記述します。 エージェントは全接続済みモニタの最悪の状態を、1 つの管理対象オブジェクト状態に集計します。 また、集計テーブル内の集計ごとにエントリ(集計)を作成します。
ただし、2 つの接続済みモニタ A と B が同じ重大度を持ち、「AND」フラグを使用している場合(monFlags の 00800 または pmonFlags の 20000)、A と B は同じ状態を持たなければ最悪状態の計算から除外されます。 対応する列に値を入力しない場合、意味のあるデフォルト情報がエージェントによって入力されます。 エージェントはモニタ対象 OID に基づいてデフォルトのセルフ モニタ値を導出し、それらの値をクラス、インスタンス、および属性値にマップします。 また、プロセス正規表現およびモニタ対象属性に基づいてデフォルトのプロセス モニタ値を導出します。 デフォルトのオブジェクト情報割り当ての詳細については、「セルフ モニタリング」および「プロセスとサービスのモニタリング」の章を参照してください。
接続済みモニタはすべて同じ間隔を持つ必要があります。そうすることで、すべての接続済みモニタについて集計状態の評価が 1 回のみ行われ、不要な状態変更が発生するのを防ぐのに役立ちます。
集計テーブルには以下の情報が含まれます。
注: 集計テーブルの列の詳細については、「セルフ モニタリング」の章を参照してください。
エージェントは、集計テーブル内の現在の状態を更新します。 エージェントが状態変更トラップを送信するのは、すべての接続済みモニタのしきい値評価およびその後の状態集計の結果、最悪状態がその前の状態から変わったときに限られます。 たとえば、3 つのモニタを使って CPU 使用率をモニタしているとき、エージェントから CPU 使用率 82% が返されたと仮定します。使用しているモニタのしきい値は、1 つは 60% (重大度は「警告」)、1 つは 80% (重大度は「重大」)、1 つは 100% (重大度は「致命的」)です。 返された値の場合、60% および 80% のモニタでしきい値違反が生じますが、エージェントは 80% のモニタについてのみ 1 つの状態変更トラップを送信し、集計状態を「重大」に変更します。
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