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Tomcat リモート IP アドレス フィルタの設定

SharePoint Server をホストしているリモート システムを指定するように、Tomcat リモート IP アドレス フィルタ設定を変更します。 IPV4 および IPV6 アドレスがサポートされます。

Crawler Surface は、CA SDM 情報にアクセスするために Tomcat リモート IP アドレス フィルタ メカニズムを使用します。 Tomcat フィルタ メカニズムでは、IP アドレス パターン(CA SDM 管理者が管理しています)を使用して、許可されている IP アドレスを照合します。 デフォルトでは、リモート IP アドレス フィルタは、「127.0.0.1」のループバック アダプタ IP アドレスで設定されています。 実稼働環境での安全な通信のために、クローラと Crawler Surface の間で SSL を使用することを検討してください。

次の手順に従ってください:

  1. CA SDM の設定に応じて、以下のサーバにログインします。
  2. 以下の CA SDM ディレクトリにある web.xml ファイルを開きます。
    $NX_ROOT¥bopcfg¥www¥CATALINA_BASE_FS¥webapps¥fscrawl¥WEB-INF
    
  3. web.xml ファイルのバックアップを取ります。
  4. 「<filter-name>Remote Address Filter</filter-name>」セクションを見つけます。 <filter> 内の <param-value> のパターンを変更します。

    このパラメータでは、IP アドレス パターンの範囲を指定できます。 また、SharePoint をホストするリモート マシンからのアクセスを可能にします。 Tomcat リモート IP アドレス フィルタの詳細については、Apache Tomcat のドキュメントを参照してください。

  5. XML ファイルを保存します。
  6. 統合検索 Tomcat を再起動します。

    注: ユーザが統合検索 Tomcat を再起動するとき、ユーザはどんな統合検索も実行できません。

  7. Tomcat リモート IP アドレス フィルタ値が変更されます。また、Crawler Surface に、リモート マシンからアクセスできるようになりました。

    注: 設定されていない IP アドレスから Crawler Surface にアクセスしないでください。 CA SDM UI にリダイレクトされます。

  8. Crawler Surface には、他の Web アプリケーションと同様に URL によってアクセスします。 SharePoint のログ記録を検証するには、ブラウザに以下の URL を入力します。
    http://<sdmhostname>:<FS_TOMCAT_PORT>/fscrawl/index.jsp?farm=<FarmName>
    

    注: URL のすべての要素は、大文字と小文字が区別されます。

    hostname

    統合検索 Tomcat の完全修飾ドメイン名を指定します。

    port number

    CA SDM アプリケーションをインストールおよび設定したときに統合検索 Tomcat に割り当てられたデフォルトのポート番号を定義します。 統合検索 Tomcat へのアクセスに使用されます。

    fscrawl

    サーブレットの名前を指定します。 サーブレット名では大文字と小文字が区別されます。 常に「fscrawl」と指定してください。

    index.jsp

    Crawler Surface 設定のテストに使用できるページの名前を指定します。

    <FarmName>

    crawler_surface_config.xml 内の各 <farm> に、<sdm_user> エントリが含まれます。 認証されたユーザと一致する必要があります。 ユーザ認証に失敗している場合、リクエストは CA SDM Web UI にリダイレクトされます。 <sdm_user> は、CA SDM オブジェクト マネージャ レベルでのデータ アクセスを制御します。 この <farm> レベルのセキュリティ層により、テナントから別のテナントのデータへのアクセスが防止されます。