前のトピック: dpmhv-setVMClustered(Cmdlet)コマンド -- クラスタに VM を設定する次のトピック: dpmhv-setVMProperties(Cmdlet)コマンド -- VM のプロパティを設定する


dpmhv-setVMDisk(Funclet)コマンド -- ドライブ コントローラにドライブまたはディスクを作成する

dpmhv-setVMDisk コマンドを使用すると、ドライブ コントローラにドライブまたはディスクを作成できます。 このオプションを使用して、イメージを接続または切断できます。

このコマンドの形式は、以下のとおりです。

dpmhv-setVMDisk 
-host hostname 
-vm vmname|-vmid vmguid 
[-path pathname] 
-drive{HDD,DVD} 
-type{scsi,ide}[-id id] 
[-lun lun]
[-retval] 
[-silent]
-host hostname

Hyper-V Server ホストの名前を指定します。

-vm vmname

VM の名前を指定します。

-vmid vmguid

VM の一意の ID を指定します。

-path pathname

(オプション)ドライブ コントローラにドライブまたはディスクを作成する場合のパスを指定します。

-drive {HDD, DVD}

VM に割り当てるドライブ タイプを指定します。 以下のドライブ タイプを割り当てることができます。

HDD

ハード ドライブを表します。

DVD

CD(Compact Disk、コンパクト ディスク)または DVD(Digital Video Disk、ディジタル ビデオ ディスク)のいずれかのドライブを表します。

-type {scsi, ide}

VM の仮想ハード ディスクに接続するコントローラ タイプを指定します。 Hyper-V では、以下の 2 つのタイプをサポートしています。

SCSI

コントローラ タイプとして SCSI を指定します。

IDE

コントローラ タイプとして IDE を指定します。

-id id

(オプション)コントローラ タイプで指定したコントローラの ID を指定します。 コントローラ タイプが IDE の場合、値は 0 または 1 です。 SCSI の場合、VM に追加された SCSI コントローラの数に基づいて、値は 0、1、2、または 3 になります。 ID が指定されない(または -1 が指定された)場合、コマンドは、チャネルが利用可能である指定されたタイプの最初のコントローラを選択します。

デフォルト:
-1

-lun lun

(オプション)<type> および <id> の形式で、コントローラの論理装置を指定します。 IDE の場合、値は 0 または 1 です。SCSI の場合は limit [0, 63] が含まれます。 装置番号が指定されない(または
-1 が指定された)場合、コマンドは、指定されたコントローラで利用可能なチャネルを選択します。

デフォルト:
-1

-retval

後で処理できるように値を返します。

-silent

画面に出力しないように指定します。

例: SCSI コントローラに仮想ドライブを作成する

この例では、最初の SCSI コントローラの最初のチャネルに仮想ハード ドライブ イメージ ファイルを接続します。

dpmhv-setVMDisk -host hvserver -vm TestVM -type scsi -id 0 -lun 0 -drive HDD 
-path c:¥VHDs¥disk.vhd

例: VM に DVD を接続する

この例では、VM「Test VM」に物理 DVD-ROM ドライブを接続します。

dpmhv-setVMDisk -host hvserver -vm TestVM -type ide -id 0 -lun 1 -drive DVD 
-path D:

例: SCSI コントローラに物理ホスト ディスクを接続する

この例では、物理ホスト ディスクを取得し、最初の利用可能な SCSI チャネルにそのディスクを接続します。

pd=dpmhv-getPhysDisks -host hvserver -retval -silent
dpmhv-setVMDisk -host hvserver -vm TestVM -type scsi -drive HDD -path (pd[0].Path)