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dpmhv-setVMClustered(Cmdlet)コマンド -- クラスタに VM を設定する

dpmhv-setVMClustered コマンドを使用すると、共有のクラスタ リソースに対して VM を追加または削除できます。 Hyper-V Server 環境では、クラスタ内の VM を共有のクラスタ リソースにしたり、Hyper-V Server のプライベート リソースにすることができます。 VM がクラスタ共有リソースである場合、クラスタ ノード間でクイック マイグレーションまたはライブ マイグレーションを実行するために VM を有効にすることはできません。 また、クラスタ共有ストレージの代わりに、プライベート ストレージ(ローカルのハード ドライブにある仮想ディスクなど)にある VM リソースをマイグレートすることはできません。

このコマンドの形式は、以下のとおりです。

dpmhv-setVMClustered 
-host hostname 
-vm vmname|-vmid vmguid 
-clustered {on,off}[-retval] 
[-silent]
-host hostname

Hyper-V Server ホストの名前を指定します。

-vm vmname

VM の名前を指定します。

-vmid vmguid

VM の一意の ID を指定します。

-clustered {on, off}

クラスタの共有モードを指定します。

on

VM は共有のクラスタ リソースです。

off

VM は Hyper-V Server のプライベート リソースです。

-retval

後で処理できるように値を返します。

-silent

画面に出力しないように指定します。

例: クラスタに VM を設定する

この例では、共有のクラスタ リソースに VM を追加します。

dpmhv-setVMClustered -host hvserver -vm TestVM -clustered on