前のトピック: SMTP テスト次のトピック: SQL クエリ テスト


SNMP テスト

SNMP テストでは、特定のエージェントで MIB オブジェクトの SNMP GET 要求を実行するのに必要な時間をモニタリングします。 これは、SNMPv1、SNMPv2c、および SNMPv3 の操作のみをサポートしています。

オプションと引数

SNMP テストには、以下のテスト固有のオプションと引数が必要です。

SNMP バージョンのオプション

テストに使用する SNMP のバージョンを選択します。 使用可能なオプションは、SNMPv1、SNMPv2c、および SNMPv3 です。

SNMPv1 および SNMPv2c のテストには、以下の特定の引数が必要です。

SNMPv3 テストには、以下の固有の引数が必要です。

これらのオプションと引数は、テストを作成または変更するときに指定します。

このセクションでは、MIB オブジェクト値を取得するのに必要な時間をモニタリングする SNMP バージョン テストの例を紹介します。

例 1: SNMPv1 または SNMPv2c テスト

この例を使用して、IP アドレス 172.32.6.93 のシステムのポート 5000 にあるエージェントから OID 1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0 の MIB オブジェクトの値を取得するのに必要な時間をモニタリングする SNMPv1 または SNMPv2c テストを作成します。 このテストでは、30 秒ごとにこのオブジェクトで SNMP GET を実行し、正常に応答するまで最大 10 秒待機し、最後の 120 秒(2 分)間のレスポンス時間および可用性の統計を算出します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[SNMP]を選択します。
  3. [説明]に「snmpGet」を指定します。
  4. [テスト名]に「Get value of OID 1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0」を指定します。
  5. [テスト間隔]に「30」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]に「10」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]に「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]に「120」を指定します。
  9. [SNMP エージェント]に「172.32.6.93」を指定します。
  10. [SNMP ポート]に「5000」を指定します。
  11. [コミュニティ文字列]に「public」を指定します。
  12. [OID]に「1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0」を指定します。
  13. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  14. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=22 
type=snmp
desc="snmpGet" 
dest="172.32.6.93:5000" 
encoded=yes 
password="CHV1JB1" 
args="oid=1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0" 
interval=30 
samples=1 
timeout=10 
window=120 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="Get value of OID 1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

例 2: SNMPv3 テスト

この例を使用して、IP アドレス 172.32.6.93 のシステムのポート 5000 にあるエージェントから OID 1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0 の MIB オブジェクトの値を取得するのに必要な時間をモニタリングする SNMPv3 テストを作成します。 このテストでは、30 秒ごとにこのオブジェクトで SNMP GET を実行し、正常に応答するまで最大 10 秒待機し、最後の 120 秒(2 分)間のレスポンス時間および可用性の統計を算出します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[SNMP]を選択します。
  3. [説明]に「snmpv3Get」を指定します。
  4. [テスト名]に「SNMPv3: Get value of OID 1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0」を指定します。
  5. [テスト間隔]に「30」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]に「10」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]に「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]に「120」を指定します。
  9. [SNMP エージェント]に「172.32.6.93」を指定します。
  10. [SNMP ポート]に「5000」を指定します。
  11. [セキュリティ レベル]に「AuthPriv」を選択します。
  12. [ユーザ名]に「shades」を選択します。shades は SystemEDGE で設定されている SNMPv3 ユーザです。
  13. SNMPv3 ユーザ shades によって使用される認証プロトコルとして[SHA]をクリックします。
  14. [認証パスワード]に「shapassword」を指定します。
  15. [認証パスワード]の下の[パスワードの確認入力]に「shapassword」を指定します。
  16. SNMPv3 ユーザ shades によって使用されるプライバシー プロトコルとして[DES]をクリックします。
  17. [プライバシー パスワード]に「despassword」を指定します。
  18. [プライバシー パスワード]の下の[パスワードの確認入力]に「despassword」を指定します。
  19. [OID]に「1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0」を指定します。
  20. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  21. [Save Tests]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{ 
index=23 
type=snmp
desc="snmpv3Get" 
dest="172.32.6.93:5000" 
encoded=yes 
password=" c2VjbD0zJnNlY3U9bWQ1ZGVzMiZhdXRdcHI9TUQ1JmF1dGhwdz1wYXNzd29yZCZwcml7cHI6REVTJnByaXAwdy1wYXNzd29yZA=="
args="oid=1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0" 
interval=30 
samples=1 
timeout=10 
window=120 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="SNMPv3: Get value of OID 1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.8.0"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

SNMP テストの実行時に発生する可能性があるエラーについては、「SNMP テストのエラー コード」を参照してください。