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LDAP テスト

LDAP テストは、Windows システム上の LDAP サービスへの接続、標準のユーザ名/パスワード認証の実行、およびユーザ定義クエリの実行にかかる時間をモニタリングします。

オプションと引数

LDAP テストには、以下のテスト固有のオプションと引数が必要です。

これらのオプションと引数は、テストを作成または変更するときに指定します。

このセクションでは、ローカル LDAP サーバおよびリモート LDAP サーバに接続するのにかかる時間をモニタリングする例を示します。

例 1:ローカル LDAP サーバのテスト

この例を使って、arch という名前のローカル LDAP サーバに接続し、ユーザ名 ldapUser と暗号化パスワードを認証し、「annuity」という語句のクエリを実行するのにかかる時間をモニタリングするテストを作成します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[LDAP]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「ldap_arch」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「Local LDAP Test」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「30」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「10」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「120」を指定します。
  9. [LDAP サーバ]フィールドに「arch」と入力します。
  10. [LDAP ドメイン]フィールドに「TEST」と入力します。
  11. [ユーザ名]フィールドに「ldapUser」と入力します。
  12. [パスワード]フィールドに「ldapPassword」と入力します。
  13. [クエリ]フィールドに「cn=annuity,ou=Boston,dc=fleet,dc=com」と入力します。
  14. [フィルタ]フィールドに「cn=*」と入力します。
  15. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=11 
type=ldap
desc="LDAP-TEST" 
dest="arch"
username="ldapUser" 
encoded=yes 
password="Z28ySGVsbA" 
args="query=cn=annuity,ou=Boston,dc=fleet,dc=com&domain=Test&filter=cn=*" 
interval=30 
samples=1 
timeout=10 
window=120 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="Local LDAP Test"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

例 2:リモート LDAP サーバのテスト

この例を使って、10.0.0.123 にあるリモート LDAP サーバに接続し、ユーザ名 ldapRUser と暗号化パスワードを認証し、「Guest Users」という語句のクエリを実行するのにかかる時間をモニタリングするテストを作成します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[LDAP]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「ldap_remote」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「Remote LDAP Test」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「30」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「10」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「120」を指定します。
  9. [LDAP サーバ]フィールドに「10.0.0.123」と入力します。
  10. [LDAP ドメイン]フィールドに「Test」と入力します。
  11. [ユーザ名]フィールドに「ldapRUser」と入力します。
  12. [パスワード]フィールドに「ldapRPass」と入力します。
  13. [クエリ]フィールドに「cn=Guest,cn=Users,dc=testlab,dc=com」と入力します。
  14. [フィルタ]フィールドに「cn=*」と入力します。
  15. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=23 
type=ldap
desc="ldap_remote" 
dest="10.0.0.123:389" 
username="ldapRUser" 
encoded=yes 
password="bXVyaWM" 
args="query=cn=guest,cd=users,dc=testlab,dc=com&domain=Test&filter=cn=*" 
interval=30 
samples=1 
timeout=10 
window=120 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="Remote LDAP Test"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

LDAP テストの実行時に発生する可能性があるエラーについては、「LDAP テストのエラー コード」を参照してください。