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行作成オブジェクト

NT イベント モニタ テーブルの ntEventMonIndex 列は、テーブル内の行を識別するためのキー フィールド(または行インデックス)として機能します。 行 1 ~ 10 は、SystemEDGE エージェントによる内部使用に予約済みです。 行は 11 ~ MAXINT の範囲で設定できます。

NT イベント モニタ テーブルを備えた以下の MIB オブジェクトを使用して、行作成を最適化することができます。

ntEventUnusedIndex

オブジェクト上で SNMP Get を実行したときに、NT イベント モニタ テーブルの未使用のインデックス番号を返します。 行作成に使用できる番号を取得するには、このオブジェクトをクエリします。

ntEventMatchDescr

ntEventMonDescr 属性内の特定のエントリの説明に対応するインデックス番号を特定します。 ntEventMonDescr 属性値を指定してこの MIB オブジェクト上で SNMP Set を実行すると、エージェントがセルフ モニタ テーブル内のエントリを検索し、monMatchIndex MIB オブジェクト内で最後に一致したエントリのインデックス値を配置します。

ntEventMatchIndex

ntEventMatchDescr と共に使用したときに、特定のエントリの説明をそのインデックス番号と照合します。

ローカル ポリシーに基づいて、行のブロックをシステム管理者に予約するように選択することができます。 その後、その行が別のユーザのエントリによってすでに取得されている場合があることを懸念せずに、行の予約済みブロック内のエントリを定義できます。 その他のユーザがユーザ設定のエントリを定義する場合は、ローカル ポリシーに従って、予約された範囲外にある行インデックスを使用する必要があります。

行のブロックを予約することによって、一貫した条件のセット(行エントリ)がすべてのマシンにおいてモニタされるよう定義することが可能となり、各マシンの同じ行番号に同じ条件が定義されるようになります。 たとえば、行 11(monIndex = 11)を使用して swapCapacity 変数をモニタするためのエントリを定義することができます。また、この設定をすべてのシステムに配布できるため、行 11 はすべてのシステム上の swapCapacity 変数をモニタします。

CA Server Automation でエージェントを設定すると、このプロセスを自動化できます。 特定の行番号のエントリのブロックを設定し、1 回の操作ですべての管理対象システムにその設定を展開することができます。 また、CA Server Automation は、すでに使用されていて操作を拒否する行をユーザが定義しているかどうかを検出します。

CA Server Automation 内での行の定義の詳細については、CA Server Automation のドキュメントを参照してください。