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RoundTrip 電子メール テスト
電子メールのラウンドトリップ テストでは、電子メールを SMTP または MAPI から POP3、IMAP、または MAPI の各電子メール システムに送信して、そのサーバからメッセージをダウンロードするのに必要な時間をモニタリングします。
オプションと引数
ラウンドトリップ電子メール テストには、以下のテスト固有のオプションと引数が必要です。
- Mail Send Type。 RoundTrip 電子メール テストでは、SMTP プロトコルと MAPI プロトコルをサポートしています。 いずれかを選択してください。 このオプションの下に表示されるフィールドには、選択したプロトコルのタイプが表示されます。
- SMTP|MAPI Server。 電子メールの発信元となる SMTP または MAPI メール サーバのホスト名。
注: IPv6 アドレスを使用できますが、角かっこで囲む必要があります([0aff::230:6eff:fe4b:51db]:8080 など)。 「0aff::230:6eff:fe4b:51db」は IPv6 アドレスを表し、「8080」はポート番号を表します。
- SMTP ポート。 (オプション)SMTP サービスが実行しているポート。 初期設定は 25 です。
- SMTP|MAPI メール受信者。 テストが電子メールを送信するアカウントの名前。
- SMTP|MAPI メール本文サイズ。 (オプション)送信するテスト メッセージのサイズ。 デフォルト値は 4096 バイトです。
- 送信元ホスト名。 (SMTP のみ。 オプション)送信者のホスト名を指定します(例: service_availability@hostname)。 デフォルトは、エージェントのホスト名です。
注: Service Availability r2.1 では IPv6 アドレスを使用できますが、角かっこで囲む必要があります([0aff::230:6eff:fe4b:51db]:8080 など)。 「0aff::230:6eff:fe4b:51db」は IPv6 アドレスを表し、「8080」はポート番号を表します。
- SNMP|MAPI ユーザ名。 (SMTP のオプション)電子メールを送信するテスト メール アカウントの有効なユーザ名。 アクティブなメールボックスは使用しないでください。代わりにテスト アカウントを作成して、テスト用の電子メール メッセージの削除時に一般の電子メール メッセージが削除されないようにしてください。
- SNMP|MAPI パスワード。 テスト ユーザ アカウントの有効なパスワード。 SRM ではパスワードが暗号化された形式で保存されます。 (SMTP のオプション)。
- ユーザ ドメイン。 (MAPI テストのみ)電子メールを送信するユーザ アカウントが存在するドメイン。
- SSL/TLS を使用。 (SMTP のみ)SMTP サーバに SSL/TLS 認証が必要な場合は、このチェック ボックス オプションをオンにして SSL/TLS を有効にします。
- メール取得タイプ。 電子メールを取得するのに使用するメール サービスのタイプ。 以下のいずれかを選択します。
- POP3|IMAP|MAPI サーバ。 メールが送信されるサーバのホスト名。
注: IPv6 アドレスを使用できますが、角かっこで囲む必要があります([0aff::230:6eff:fe4b:51db]:8080 など)。 「0aff::230:6eff:fe4b:51db」は IPv6 アドレスを表し、「8080」はポート番号を表します。
- POP3|IMAP ポート。 (オプション)メール サービスが実行しているポート。 デフォルト値は、POP3 の場合は 110 で、IMAP の場合は 143 です。
- ユーザ名。 電子メールを受信するテスト メール アカウントの有効なユーザ名。 アクティブなメールボックスを使用せずに、テスト アカウントを作成してください。
- パスワード。 テスト ユーザ アカウントの有効なパスワード。 SRM ではパスワードが暗号化された形式で保存されます。
- ユーザ ドメイン。 (MAPI テストのみ)電子メールを受信するユーザ アカウントが存在するドメイン。
- ポーリング間隔。 メッセージに対して受信者の電子メール アカウントをチェックする間隔。 デフォルトは 500 ミリ秒です。
注: 電子メールのラウンドトリップ テストは、1 つのサンプルに対して、各間隔で少なくとも 5 分間実行してください。
これらのオプションと引数は、テストを作成または変更するときに指定します。
このテストでは、件名および時間/日付スタンプに基づいて電子メールを一致させます。 テストを実行するたびに、ユーザ プロファイルの作成と削除が行われます。テストの最後には、必ず電子メールを削除してからログオフします。
例
この例を使用して、2000 バイトのテスト用電子メールを server.mydomain のメール サーバからメール サーバ server.yourdomain のアカウント(you@yourdomain.com)に送信するために必要な時間をモニタリングするテストを作成します。 このテストでは、正常に応答するまで最大 5 秒待機し、POP3 を使用してメッセージをダウンロードし、最後の 86400 秒(1 日)間のレスポンス時間および可用性の統計を計算します。
ポリシー内に新しいテストを作成する方法
- [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。
[新規テスト]ペインが表示されます。
- [テスト タイプ]リストから、[電子メールのラウンドトリップ]を選択します。
- [説明]フィールドに「RTE_SMTP_POP_Test」を指定します。
- [テスト名]フィールドに「Roundtrip Test」を指定します。
- [テスト間隔]フィールドに「300」を指定します。
- [テスト タイムアウト]フィールドに「5」を指定します。
- [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
- [統計ウィンドウ]フィールドに「86400」を指定します。
- [送信メール タイプ=SMTP]フィールドに「SMTP」を指定します。
- [SMTP サーバ]フィールドに「server.mydomain.com」を指定します。
- [SMTP サーバ]フィールドで、デフォルトの 25 をそのまま使用します。
- [メール受信者]フィールドに「you@yourdomain.com」を指定します。
- [送信元ホスト名]フィールドに「Gold」を指定します。
- [ユーザ名]フィールドに「SMTPuser」と入力します。
- [パスワード]フィールドに「SMTPpassword」と入力します。
- [SSL/TLS を使用]フィールドで、チェック ボックスをクリックします。
- [メール本文サイズ]フィールドに「2000」を指定します。
- [メール取得タイプ]フィールドで「POP3」を選択します。
- [POP3 サーバ]フィールドに「server.yourdomain.com」を指定します。
- [POP3 ポート]フィールドで、デフォルトの 110 をそのまま使用します。
- [ユーザ名]フィールドに「Mailuser」と入力します。
- [パスワード]フィールドに「Mail123」と入力します。
- [間隔のチェック]フィールドで、デフォルトの 500 ミリ秒を受け入れます。
- その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
- [テストの保存]をクリックします。
変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。
{
index=70
type=rtemail
desc="RTE_SMTP_POP_Test"
dest="server.mydomain.com:25"
username="RTUser"
encoded=yes
password="zrvr8tx"
args="send_Proto=SMTP&to=you@yourdomain.com&size=2000&shost=gold& SMTP_SSL=yes&send_user=SMTPuser&send_pass=SMTPpassword&get_Proto=POP& source=server.yourdomain.com:110&check=500"
interval=300
samples=1
timeout=5
window=86400
tos=0
limit=0
status=active
name="Roundtrip Test"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}
電子メールのラウンドトリップ テストの実行中に表示されるエラーの詳細については、以下のいずれかを参照してください。
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