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SMTP テスト

SMTP テストでは、メール サーバで SMTP サービスに接続するのに必要な時間をモニタリングして、Null トランザクションを実行します。 これにより、電子メールを送信するのに必要な時間の基準を提供することができます。

オプションと引数

注: IPv6 アドレスを使用できますが、角かっこで囲む必要があります([0aff::230:6eff:fe4b:51db]:8080 など)。 「0aff::230:6eff:fe4b:51db」は IPv6 アドレスを表し、「8080」はポート番号を表します。

SMTP テストには、以下のテスト固有のオプションと引数が必要です。

これらのオプションと引数は、テストを作成または変更するときに指定します。

このセクションでは、mailserver.yourdomain のメール サーバから you@test.com のアカウントにテスト メールを送信するのに必要な時間をモニタリングするテストの例を紹介します。

例 1: 電子メール送信時間のテスト

この例を使用して、mailserver.yourdomain のメール サーバから you@test.com のアカウントに 60 秒ごとに 10,000 バイトのテスト メールを送信するのに必要な時間をモニタリングするテストを作成します。 テストでは、正常に応答するまで最大 10 秒待機し、最後の 300 秒(5 分)間のレスポンス時間および可用性の統計を算出します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[SMTP]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「smtp_test」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「SMTP Email Send Test」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「60」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「10」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「300」を指定します。
  9. [SMTP サーバ]フィールドに「mailserver.yourdomain.com」を指定します。
  10. [SMTP ポート]フィールドで、デフォルトの 25 をそのまま使用します。
  11. [メール受信者]フィールドに「you@test.com」を指定します。
  12. [メール本文サイズ]フィールドに「10000」を指定します。
  13. [送信元ホスト名]フィールドに「silver」を指定します。
  14. [ユーザ名]フィールドに「SMTPuser」と入力します。
  15. [パスワード]フィールドに「SMTPpassword」と入力します。
  16. [SSL/TLS を使用]フィールドで、チェック ボックスをクリックします。
  17. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  18. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=80 
type=smtp
desc="SMTP_Test" 
dest="mailserver.yourdomain.com:25" 
"username="SMTPuser" 
encoded=yes 
password:"c21o6BH12" 
args="to=you@test.com&size=10000&shost=silver&SSL=yes" 
interval=60 
samples=1 
timeout=10 
window=300 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="SMTP Email Send Test"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

例 2: 送信者ホストが IPv6 アドレスの場合の電子メール送信時間をテストする

この例を使用して、mailserver.yourdomain のメール サーバから you@test.com のアカウントに 60 秒ごとに 10,000 バイトのテスト メールを送信するのに必要な時間をモニタリングするテストを作成します。

送信者ホストは IPv6 アドレスです。SMTP では、IPv6 アドレスを角かっこで囲む必要があります。 [IPV6:アドレス]の「IPV6:」は必須ではありませんが、テストでは実行時に追加されます。 テストでは、正常に応答するまで最大 10 秒待機し、最後の 300 秒(5 分)間のレスポンス時間および可用性の統計を算出します。

ポリシー内に新しいテストを作成する方法

  1. [テスト モニタ]ツールバーの[+](新規)をクリックします。

    [新規テスト]ペインが表示されます。

  2. [テスト タイプ]リストから[SMTP]を選択します。
  3. [説明]フィールドに「smtp_test_ipv6」を指定します。
  4. [テスト名]フィールドに「IPv6 SMTP Email Send Test」を指定します。
  5. [テスト間隔]フィールドに「60」を指定します。
  6. [テスト タイムアウト]フィールドに「10」を指定します。
  7. [間隔当たりのサンプル数]フィールドに「1」を指定します。
  8. [統計ウィンドウ]フィールドに「300」を指定します。
  9. [SMTP サーバ]フィールドに「mailserver.yourdomain.com」を指定します。
  10. [SMTP ポート]フィールドで、デフォルトの 25 をそのまま使用します。
  11. [メール受信者]フィールドに「you@test.com」を指定します。
  12. [メール本文サイズ]フィールドに「10000」を指定します。
  13. [送信元ホスト名]フィールドに[IPV6:2000::36:543:2111]を指定します。
  14. [ユーザ名]フィールドに「SMTPuser」と入力します。
  15. [パスワード]フィールドに「SMTPpassword」と入力します。
  16. [SSL/TLS を使用]フィールドで、チェック ボックスをクリックします。
  17. その他すべてのフィールドで、デフォルトを受け入れます。
  18. [テストの保存]をクリックします。

変更をコミットすると、SRM によって以下のようなエントリが svcrsp.cf ファイルに追加されます。

{
index=80 
type=smtp
desc="SMTP_Test_ipv6"
dest="mailserver.yourdomain.com:25" 
"username="SMTPuser" 
encoded=yes 
password:"c21o6BH12" 
args="to=you@test.com&size=10000&shost=[IPV6:2000::36:543:2111]&SSL=yes" 
interval=60 
samples=1 
timeout=10 
window=300 
tos=0 
limit=0 
status=active 
name="IPv6 SMTP Email Send Test"
class=""
context=""
flags="1"
loglevel=1
}

SMTP テストの実行時に発生する可能性があるエラーについては、「SMTP テストのエラー コード」を参照してください。