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プロセス グループ

以下のプロパティでは、オペレータ実行前に満たすための条件と、オペレータ実行の前後に実行するアクションを定義します。 オペレータ[実行設定]にこれらのプロパティがあります。

実行前処理コード

オペレータが実行される前に実行されるコードを追加できます。 任意の JavaScript コードを実行できます。 オペレータが実行される前に、JavaScript コードが実行されます。 実行前処理コードは、データセットをオペレータの入力として使用できるように、オペレータおよびプロセス データセットを操作します。 つまり、前のオペレータ データセットからの出力パラメータを操作し、後のオペレータの入力としてそれらを使用できます。

実行前処理コードはさまざまなタスクを実行できます。 たとえば、以下のコードは、プロセス レベルの変数を設定します。

if(Process.username==null)
{
Process.username="testuser";
}

注: コードの追加の詳細については、「JavaScript オペレータの実行」を参照してください。

実行前処理コードが完了し、オペレータが実行する前に、オペレータはコード CanExecute=1 に到達する必要があります。 プロセス変数 CanExecute はオペレータにデフォルトで追加されます。 デフォルトの CanExecute の値は 1 です。 デフォルトを変更しない場合、オペレータは実行されます。 この要件により、外部条件を確認し、必要な条件が満たされたときにのみ続行するようにできます。

CanExecute の値を 0 (Process.CanExecute = 0)に 変更すると、オペレータは実行されません。 CA Process Automation は 30 秒間待機し、実行前処理コードを再実行します。

実行前処理コードがない場合は、オペレータはただちに実行されます。 たとえば、実行前処理コードを使用して、オペレータの一部として使用するループ変数または他の変数をセットアップすることができます。

オペレータで実行されるコードについては、以下の構文を使用してオペレータ データセットにアクセスできます。

Process[OpName].fieldname

たとえば、以下のコードでは、以下のデータが含まれる iNow という名前のオペレータ データセット変数が作成されます。

実行後処理コード

オペレータが完了した後に実行されるコードを追加できます。 たとえば、実行後処理コードを使用して、ループ変数を変更したり、オペレータの結果を処理することができます。

オペレータで実行されるコードについては、以下の構文を使用してオペレータ データセットにアクセスできます。

Process[OpName].fieldname

たとえば、以下のコードでは、Result という名前のオペレータ データセット変数の値が iResult という名前の変数にコピーされます。

Process.iResult = Process[OpName].Result;
呼び出し側ユーザとして実行

プロセスを開始した承認ユーザの ID で、プロセス内の選択されたオペレータを実行することを必須条件にするように指定します。 この要件は、プロセス全体が所有者として実行されているかどうかに応じて適用されます。 [呼び出し側ユーザとして実行]を使用すると、プロセス デザイナでは以下のようなプロセスを実行できます。