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オペレータの処理のシミュレーション

プロセス内の後続のオペレータを実行する間に特定のオペレータを迂回するには、そのオペレータを無効にせずに、オペレータの実行をシミュレートできます。 選択したオペレータまたはプロセス全体の処理をシミュレートできます。 プロセス内の個々のオペレータに対してプロセス シミュレーション プロパティを使用できます。 また、プロセス オペレータごとにプロセスの設定を上書きすることもできます。

シミュレーション モードは、開発中に使用されることが多く、プロセス内のフローを確認したり、相互依存関係にあるプロセス間の同期を確認したりするのに役立ちます。 実稼働環境では、ローカル モードがよく使用され、エージェントやオーケストレータの利用不可、アプリケーションの一時停止など、システム内の一時的な状況に対処するために個別のタスクをスキップできます。 遠隔シミュレーション モードは、開発フェーズで、プロセス内のオペレータの設定やパラメータを確認するためによく使用されます。 実稼働でも、データセット フィールドの値が有効かどうかを検証する目的で定期的にシミュレートされたタスクを実行する場合に、遠隔シミュレーション モードを使用できます。

シミュレーション モードでは、プロセス内のオペレータの結果と期間が制御されます。 開発時にシミュレーションを使用して、特定のオペレータを実行せずにプロセスの後続ブランチ内のオペレータをテストできます。 実稼働環境で特定のオペレータを実行しない場合にも、シミュレーションが役立ちます。 プロセスやリソースが利用できないときには、オペレータは実行されません。 いずれの場合も、オペレータのシミュレーションでは、オペレータのエントリ リンクや終了リンクを変更せずに、プロセスを実行することができます。 言いかえると、プロセスの構造と依存関係を確保したまま、オペレータを一時的に実行しないようにできます。