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トリガを設定して使用する方法

CA Process Automation プロセスを開始するための SOAP コールを発行できない外部アプリケーションのために、CA Process Automation には 4 つの事前定義済みトリガが用意されています。 トリガを設定すると、以下のいずれかからプロセスを開始できるようになります。

ファイル トリガまたはメール トリガを設定した後に、XML コンテンツを作成できます。 XML コンテンツは外部アプリケーションのパラメータを使用して、設定された CA Process Automation プロセスを開始します。 XML コンテンツは、ファイルに保存し、設定されたディレクトリに配置するか、設定されたアカウントに電子メールとして送信できます。 トリガは、指定の条件が満たされると、XML コンテンツ内で指定されたプロセスを呼び出します。 また、トリガによって呼び出されたプロセス インスタンスは、XML コンテンツ内で指定された値をプロセス データセットに入力します。

CA Process Automation で SNMP トラップ トリガを設定した後、外部アプリケーションから CA Process Automation に SNMP トラップを送信できるようになります。 オブジェクト ID (OID)およびペイロード値フィルタと一致する SNMP トラップを CA Process Automation が受信すると、設定されたプロセスが開始します。 トリガされたプロセスのデータセットは、トラップ情報を受信します。

Catalyst イベント サブスクリプションを設定した後、外部 Catalyst コネクタから CA Process Automation にイベントを送信できるようになります。 フィルタと一致する Catalyst イベントを CA Process Automation が受信すると、設定されたプロセスが、プロセスのデータセットで利用できるイベント プロパティと共に開始します。

ドメインから環境へデフォルトで継承される設定とは異なり、トリガはデフォルトで環境レベルとオーケストレータ レベルの両方で無効になっています。 ドメイン レベルで設定される CA Process Automation トリガを有効にするには、環境レベルでドメインからの継承を設定します。 次に、オーケストレータ レベルで環境からの継承を設定します。 あるいは、継承された値をオーバーライドして、環境レベルとオーケストレータ レベルでトリガの値を設定できます。

トリガを実装するには、以下の方法を使用します。

  1. トリガをドメイン レベルで設定します。 この設定はデフォルトでは継承されません。 トリガの設定は、外部アプリケーションからのプロセスの開始を受け入れる場合に限り、受信するタイプのトリガについてのみ行います。
  2. トリガのステータスが[無効]になっている環境レベルでは、以下のいずれかの処置を行います。
  3. トリガのステータスが[無効]になっているオーケストレータ レベルでは、以下のいずれかの処置を行います。
  4. CA Process Automation は、設定されたディレクトリ、設定された電子メール アカウント、および設定されたポートで、対応するトリガ条件に一致するコンテンツを検索します。
  5. CA Process Automation は新しいコンテンツを処理し、外部アプリケーションから渡された値を使用して、設定された CA Process Automation プロセスを開始します。
  6. 外部プロセスから送信されたトリガによって呼び出されたプロセス インスタンスをモニタします。 プロセス監視を使用すると、実行中のプロセスをモニタできます。 トリガによって渡される値は、関連するトリガ タイプのデータ セット変数が含まれるページで表示できます。