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正規表現を使用してリモート ホスト名パターンを定義する方法

ホスト グループを設定するときは、ホスト名パターン、IP アドレス パターン、またはその両方を指定します。 ホスト グループ用のリモート ホスト パターンを定義するときに適用できる正規表現の演算子を以下に示します。

• ^ （キャレット）： 行頭を意味します。
• ¥ （エスケープ）： 直後に続く演算子文字をリテラルとして解釈します。
• . （ドット）： 式の中で任意の 1 文字を意味します。 a.b という式は、「a」で始まり「b」で終わる、3 文字の任意の文字列に一致します。
• .* （ドット アスタリスク）： 任意の文字を何回でも受け入れることを意味します。 式 a.*b は、「a」で始まり「b」で終わる任意の長さの文字列に一致します。
• $ （ドル記号）： 行末を意味します。

正規表現を、FQDN 内のあらゆるものを表現する方法と考えてください。たとえば、以下のものがあります。

• 開始パターン（^文字列）
• 中央のパターン（文字列）
• 終了パターン（文字列$）
• 正確なパターン（^エスケープされたドットを含む文字列$）

以下の表に、ホスト名パターンの入力に役立つ例を示します。これによって、効率的な処理ができるようになります。 演算子なしで FQDN またはサブドメインを入力した場合、マップ対象の FQDN またはグループは見つかりますが、処理効率は低下します。 リモート ホスト パターンについて入力するホスト名パターンには、以下の正規表現の組み合わせを含めることをお勧めします。

例

リモート IP アドレス パターン

IP アドレスが動的でなく静的である以下のいずれかの組み合わせを指定します。 行を作成するには［追加］をクリックします。

• IPv4 IP アドレスのリスト
• CIDR 表記法を使用した 1 つ以上の IPv4 サブネット

リモート ホスト名パターン

完全修飾ドメイン名（FQDN）またはサブドメインの正規表現パターンのリストとともにリモート ホストのグループを指定します。 各パターン エントリの行を作成するには、［追加］をクリックします。

例：

• abc¥.mycompany¥.com
• .*pam-lnx¥.mycompany¥.com$

  このパターンは、会社のドメイン内にある pam-lnx で終わるすべてのホスト名に一致します。ここで mycompany は実際の会社名に置き換わります。

• ^machine1¥.mycompany¥.com$

  具体的には、^machine1¥.mycompany¥.com$ は正規表現としての完全修飾ドメイン名（FQDN）を表しています。 このパターンは、以下の基準をすべて満たす FQDN にのみ一致します。

  machine1 で始まる。

  com で終わる。

  machine1、dot、mycompany、dot、com を順に含む。