イベント › イベント ルールを持つ監視メトリック › 監視プロファイルの作成とイベント ルールの追加

監視プロファイルの作成とイベント ルールの追加

［仮想サーバ］カスタム デバイス コレクション内の仮想サーバのパフォーマンス監視プロセスをセットアップするには、はじめに監視プロファイルを作成し、その監視プロファイルにイベント ルールを追加します。

標準で提供されるファクトリ 監視プロファイルには、イベント ルールは含まれません。また、ファクトリ監視プロファイルを変更してイベント ルールを追加することはできません。 既存の監視プロファイルをコピーし、一部を変更した類似のプロファイルを作成するためのベースとして使用します。 カスタム監視プロファイルに加える変更は、イベント ルールを追加することです。

IT アーキテクトおよび運用センター管理者と協力して、監視プロファイルを作成し、以下のイベント ルールを追加することにします。

• 以下のような VMware メモリ使用率のルールを追加します。
  • 900 秒（15 分）の期間内に、メモリ使用率が 300 秒（5 分）間、80 パーセントを超える場合に違反が発生します。
  • 900 秒の期間内に、メモリ使用率が 300 秒間、75 パーセント以下になる場合に違反がクリアされます。
• 以下のような VMware CPU 使用率ルールを追加します。
  • 以下の条件を両方とも満たすときに違反が発生します。
    • 条件 1： CPU 使用率が 70 パーセントを超える。
    • 条件 2： CPU 使用率が 1 つの標準偏差を超える。
  • 900 秒の期間内に、これらの条件が 300 秒間、発生します。

以下の手順に従います。

1. ［管理］-［データ ソース設定］を選択し、［Data Aggregator のデータ ソース］をクリックします。
2. Data Aggregator 管理ページの［監視設定］メニューから［監視プロファイル］をクリックします。

   監視プロファイルのリストが表示されます。

3. ［Virtual Server］監視プロファイルを選択して、［コピー］をクリックします。

   ［監視プロファイルの作成/編集］ダイアログ ボックスが表示されます。

4. 監視プロファイルの名前を「カスタム仮想サーバ」に変更します。
5. ［保存］をクリックします。

   コピーされた監視プロファイルが、［監視プロファイル］リストに追加されます。

6. 「カスタム仮想サーバ」監視プロファイルを選択します。
7. ［イベント ルール］タブをクリックします。
8. VMware メモリ使用率イベント ルールを以下のように作成します。
   1. ［新規］をクリックします。
   2. 新規イベント ルールに以下の値を入力します。
      • 名前： VirtualMemUsageTooHigh
      • 説明（オプション）： VMware メモリ使用率
      • メトリック ファミリ： VMWare 仮想マシン
      • 期間： 300

        注： この例では、デバイスがデフォルト レートの 300 秒でポーリングされると想定しています。 ［期間］の値は、違反しきい値とクリアしきい値で使用されます。

      • ウィンドウ： 900

        注： ［ウィンドウ］の値は、違反しきい値とクリアしきい値で使用されます。

      • 重大度： メジャー
   3. ［これらの条件をすべて満たすと違反が発生します］セクションで、以下の値を選択します。
      • メトリック： VM メモリ使用率
      • 演算子： 次より大きい
      • 値： 80
      • 条件タイプ： 固定値
   4. ［違反のクリア条件］セクションで、以下の値を選択します。
      • 演算子： 次より小さいか等しい
      • 値： 75
   5. ［保存］をクリックします。
9. ［イベント ルール］タブをクリックします。
10. 複数の条件を持つ VMware CPU 使用率イベント ルールを、以下のように作成します。
    1. ［イベント ルール］グループ ボックス内の［新規］をクリックします。
    2. 新規イベント ルールに以下の値を入力します。
       • 名前： VMwareCpuUtil
       • 説明（オプション）： VMware CPU 使用率
       • メトリック ファミリ： VMWare 仮想マシン
       • 期間： 300
       • ウィンドウ： 900
       • 重大度： メジャー
    3. ［これらの条件をすべて満たすと違反が発生します］セクションで、以下の値を選択します。
       • メトリック： CPU 使用率
       • 演算子： 次より大きい
       • 値： 70
       • 条件タイプ： 固定値
    4. ［条件の追加］をクリックします。
    5. ［これらの条件をすべて満たすと違反が発生します］セクションで、以下の値を選択します。
       • メトリック： CPU 使用率
       • 演算子： 次より大きい
       • 値： 1
       • 条件タイプ： 標準偏差

       注： 複数条件のイベント ルールは、1 つのメトリック ファミリ内のメトリックに限定されます。 この例では、メトリック ファミリが Data Aggregator ですでに使用可能であると想定しています。 カスタム メトリック ファミリを作成する方法の詳細については、「Data Aggregator 自己認定ガイド」を参照してください。

       複数の条件を定義すると、いずれかの条件が true でなくなったときにクリア イベントが発行されます。

       重要： メトリック ファミリの監視を開始してから Data Aggregator でベースラインが毎時間計算されるまで、最大で 48 時間かかることがあります。 ベースライン データは標準偏差ルールに必要です。

11. ［保存］をクリックします。

    イベント ルールが保存されます。 イベント ルールは「カスタム仮想サーバ」監視プロファイル内のメトリック ファミリにフィルタされ、定義したすべてのルールが評価されることを保証します。