IP ドメインを使用すれば、潜在的な IP アドレス競合を解決できます。 ドメイン識別子は、重複 IP アドレスとして表示されかねない 2 つの管理対象アイテムが実際には 2 つの異なる管理対象アイテムであることを示します。 たとえば、1 つの IP アドレスを持つルータに、それぞれ別の企業に所属している複数のインターフェースが設定されているとします。 各インターフェースの DNS ID は、その IP ドメインを決定します。 ドメイン内のアイテムからのデータは、インターフェース所有者に対応する 1 人のテナントに報告されます。
ドメイン サイズによってサービス プロバイダ環境で CA データ ソースを機能させることができます。 同じソフトウェアで、複数のネットワークを個別のエンティティとして監視します。 ドメインを使用すると、Data Collector は、管理対象アイテムとデータを適切なサービス プロバイダ顧客、つまり、テナントに関連付けることができます。
データ ソースが登録されるとすぐに、それぞれのドメイン監視が有効になります。 ただし、1 つ以上のカスタム IP ドメイン定義が CA Performance Center 内で作成されるまで、ドメイン識別子がデータ ソース内に表示されません。 ドメイン監視が有効になると、以下の管理対象アイテム タイプがデフォルト ドメインに関連付けられます。
これらのアイテム タイプを監視するデータ ソースは、CA Performance Center との同期中に、ドメイン識別子とその他のプロパティを報告します。 データ ソースは、ドメイン ID プロパティを含めることにより、アイテムとドメインを関連付けることができます。 ドメイン ID が報告されないアイテムは、自動的に、デフォルト ドメインに配置されます。
管理者の役割を持つ CA Performance Center ユーザはカスタム IP ドメインを作成できます。 これらのドメインは、同期中に、データ ソースに送信され、そこで、データ収集設定中に使用可能になります。 ドメイン定義は、同一の CA Performance Center インスタンスに登録されたデータ ソース間で共有されます。
グループ ツリーでドメイン グループは、それ自体がテナントのサブグループであるインベントリ グループに含まれます。 ドメイン グループには、デフォルト ドメインと作成されたカスタム ドメインが含まれます。
データ ソース内でカスタム ドメインに割り当てられていないアイテムは、デフォルト ドメインに関連付けられます。 この割り当ては、監視対象トラフィックを識別するためにカスタム IP ドメインを使用していないユーザには認識されません。
|
Copyright © 2014 CA Technologies.
All rights reserved.
|
|