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リスタート マネージャの使用
リスタート マネージャは、障害発生後に CA MIM コンポーネントを自動的に再起動する機能や、単一のシステムに対して計画的な再起動を実行する機能を提供します。 リスタート マネージャを CA MII と一緒に使用すると、再起動プロセス全体でグローバル リソースの整合性が維持されます。 障害が検出されるか、SHUTDOWN RESTART コマンドが発行されると、ローカルの ENQ/DEQ アクティビティは管理対象の QNAME に対してただちに一時停止されます。 アクティビティは、再起動が完了して通常のグローバル操作が再開されるまで一時停止されます。
リスタート マネージャをアクティブにするには、CA MIM proc の EXEC ステートメントで PGM=MIMDRRM を指定します。
その他の要件
- リスタート マネージャでは、STEPLIB を使用する必要があります。CA MIM ロード ライブラリを LINKLST に追加するだけでは十分ではありません。 STEPLIB DD ステートメントが存在しない場合、CA MIM は ABEND U40、理由コード 164(X'A4')で終了します。
- リスタート マネージャでは、STEPLIB、MIMCNTL、および MIMMSGS DD ステートメントで区分データ セット(PDS)が指定されていることが必要です。 これらの DD ステートメントのいずれかが PDSE を参照すると、CA MIM は ABEND U40、理由コード(X'A8')で終了します。
- リスタート マネージャでは、CA MIM が SUB=MSTR で起動されることが必要です。 MIM が Early Start メカニズムによって起動される場合、この要件はすでに満たされています。 CA MIM が START コマンドによって起動される場合は、コマンド上で SUB=MSTR キーワードをコード化します。 CA MIM が SUB=MSTR キーワードなしで起動される場合、MIM は ABEND U40、理由コード 169 (X'A9')で終了します。
Early Start メカニズムにより、リスタート マネージャの制御下で GDIF を起動することをお勧めします。 このプロシージャは、IPL 起動中にできるだけ早くグローバル管理を開始し、再起動処理中にグローバルな整合性を維持することにより、グローバル リソースの最大限の保護を提供します。
注: GDIF は、リスタート マネージャを利用する唯一の CA MIM 機能です。 その他の CA MIM 機能は、リスタート マネージャと連携して正常に機能しますが、必ずしもこれを利用しません。
リスタート マネージャの動作と使用
- CA MIM JCL PROC の変更を有効にするために、SHUTDOWN RESTART コマンドを使用しないでください。 代わりに、SHUTDOWN LOCAL コマンドを発行し、その後に MVS START を発行します。
- システム全体で整合性を保つ必要のない INIT 値の変更を有効にするには、SHUTDOWN RESTART コマンドを使用します。 たとえば、MIMINIT PAGEFIX=COND を変更して SHUTDOWN RESTART を実行すると、変更が有効になります。
- 再起動中、CA MIM はチェックポイント ファイルおよび制御ファイルに対する ALLOCATE 初期化ステートメントを無視する可能性があります。 CA MIM は、再起動前に割り当てられた制御ファイルおよびチェックポイント ファイルを引き続き使用します。
- 再起動中、CA MIM は MIMINIT CHKPTDSN パラメータを無視します。 MIM は、再起動前に割り当てられたチェックポイント ファイルを引き続き使用します。
- CA MIM が初期化中の 60 秒間に異常終了した場合、リスタート マネージャは再起動を行いません。 初期化後の早期に発生する異常終了は、ユーザの操作を必要とする不正なパラメータの結果であると考えられます。
- WAITSTATE と共に使用すると、CA MIM は、再起動が失敗した場合にシステムを無効な待機状態にします。
- 再起動中、リスタート マネージャは REUSE=YES を強制します。 REUSE=NO を強制するには、SHUTDOWN LOCAL を発行し、その後に MVS START を発行します。
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