このセクションでは、このリリースで CA MIM ドライバに追加された拡張機能について説明します。
XES 制御ファイル構造のサイズに対する従来の制限が解消されました。
MIM0637 は、グローバル コピーがいつ送信されたかを確認する CA MIM サポート メッセージです。 グローバル コピーの送信先のシステムを追加することにより、このメッセージは拡張されています。
CA MIM は、現在、EAV ボリュームの拡張アドレス領域への DASD 制御ファイルまたはチェックポイント ファイルの配置をサポートしていません。 DASD 制御ファイルまたはチェックポイント ファイルが拡張アドレス領域に配置されると、メッセージ MIM0327E が発行され、ファイルが破損しているとマークされます。
また、CA MIM は、拡張アドレス ボリューム(EAV)のマイグレーション トラッキング機能(MVS コマンドの D OPDATA,TRACKING で使用可能)のリストに警告が表示されないようにします。
CA MIM Early Start メカニズムは、共有リソースの整合性を保証するために z/OS IPL プロセスで CA MII をできるだけ早く起動するように拡張されました。 新しいモジュールの MIMESNQX は、IPL プロセスの非常に早い段階でアクティブになります。 このモジュールは、内部的に CAMIMGR アドレス空間を開始し、グローバル リソースのモニタをすぐに開始します。 すべての RESERVE および SYSTEMS ENQ 要求は、CAMIMGR アドレス空間が完全に初期化されるまで保留されます。
このメカニズムの詳細については、「CA MIM Programming Guide」の「Early Start Mechanism for CA MII」を参照してください。
ECMF が GDIF なしで実行されている場合、GDIEXEMPT メンバは不要になり、アクセスされません。
CA MIM コマンドの「DUMP EQ1AREA」は、ECMF が実行されている場合にのみ使用可能になりました。 DUMP GNT および DUMP GNX が追加されています。 以前のリリースでは、GDIF が実行されている場合にのみ使用可能でした。
CA MIM コマンドの「ADDQNAME」および「DELQNAME」は、ECMF が実行されている場合にのみ使用可能になりました。 以前のリリースでは、GDIF が実行されている場合にのみ使用可能でした。
QNAME で表示をフィルタできるように、CA MIM コマンドの「DISPLAY COUNTS」が拡張されました。 キーワード「FILTER=」がメッセージ構文に追加されています。また、マスクはこの製品内の既存のマスキング パターンに一致するように実装されています。
環境によっては、整合性を保証できない場合に、オペレーティング システムと実行中のアプリケーションのどちらも続行できないことが重要になります。 WAITSTATE オプションは、CA MIM の終了時に CA MIM がシステムを disabled wait 状態にする条件を制御します。
EDIF は、z/OS 1.12 で BSAM、BPAM、および QSAM に導入された動的割り当ての XTIOT オプションをサポートしています。
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