ターゲット コンピュータによって、新しいオペレーティング システム(OS)がインストールされたこと(HostUUID の変更によって示されます)がレポートされると、ターゲット コンピュータのジョブ履歴で、古い正常なインストールおよび配信レコードに「*Removed by RAC」と示されます。
注: 設定ポリシー「DSM/software delivery/Manager/RAC」に False を設定すると、既存のレコードはそのままとなり、RAC ジョブ コンテナは作成されません。
これにより、現在の RAC ポリシー設定に応じて、ドメイン マネージャによってジョブ コンテナが自動的に作成されるかどうかが決定されます。 前述のインストールおよび配信レコードに関連付けられているすべての古い正常なジョブは、ジョブ コンテナの一覧に表示されるコンテナに組み込まれ、その名前の先頭に「RAC」が付加されます。 ジョブ コンテナの名前は、以下のスキームに従います。
RAC: computer_name [ current_date current_time]
すべての RAC コンテナには、新しい OS のインストール時に、実際のコンピュータの UUID のタグが付けられます。 これにより、最新の UUID を持つ RAC コンテナのみが実行されるようになります。 古い UUID を持つ RAC コンテナ内のジョブは失敗し、エラー ステータス「RAC コンテナが廃止されています」に設定されます。 このような状況は、以前に生成された RAC コンテナの実行が完了する前にソフトウェア配信エージェントが新しい オペレーティング システムと共に再インストールされた場合に発生することがあります。
オフラインで生成され、新しい OS インストールと共に(新しい UUID を使用して)レポートされた新しいインストールおよびジョブは、RAC コンテナに組み込まれません。 ターゲットに対する古いインストールと新しいインストールは、各ジョブの UUID を記録することで区別されます。 オフラインで生成されたすべてのジョブ レコードには、UUID のタグが付けられます。
以前のソフトウェア配信バージョンには、現在のターゲットの既存のインストールにバインドされていない限り起動および設定プロシージャの実行が禁止されるという制限がありましたが、この制限は、RAC コンテナにすべてのジョブを、ジョブ ターゲットのジョブ履歴に基づいて 1 回の試行で実行させるために緩和されています。
できるだけ多くのターゲットを再生成するために、RAC ジョブ コンテナに対して使用されるデフォルト値は以下のとおりです。
注: 封印解除されたジョブ コンテナに関して、バッチの関連を「同期済み」に変更することができます。
RAC コンテナを作成している場合、コンピュータ ジョブの完了時間(ジョブ履歴)を使用して、ジョブの初期オーダが設定されます。 配信は常に最初に配置されます。 ジョブ コンテナが封印されている限り、ジョブは削除または再配置することができます。 また、移動ジョブをコンテナに追加することもできます。
使用するソフトウェアがアーカイブされているためジョブを設定できない場合は、ジョブが警告ステータスに設定され、ジョブ コンテナが封印解除されたままになります。
RAC の開始前に実行が終了しなかったジョブは、エラー ステータスに設定されます。 これらのジョブには古い UUID のタグが付けられており、RAC コンテナに組み込まれないため更新することができません。 RAC プロセスが完了した後、これらのジョブを再度設定する必要があるかどうかを確認してください。
RAC ジョブ コンテナがターゲットに対して作成された場合、コンテナが正常に完了するか、または削除されるまで、ターゲットがロックされます。 ターゲットがロックされている間、コンピュータ名は DSM エクスプローラのツリーに赤いテキストで表示されます。
この間は、ほかのジョブをターゲット コンピュータに配信、実行、または削除することができません。 設定されているジョブは、エラー ステータス「ジョブが許可されていません」で失敗します。 RAC に対してターゲットがロックされます。
ターゲット コンピュータがロックされている間は、実際のターゲットのテンプレート ジョブが設定され、[例外]フォルダに追加されます。 ただし、ロック状態のままの場合、起動されたジョブは失敗します。 ターゲット コンピュータがロックされているときに起動されると、エンタープライズ マネージャから要求されたジョブは、エラーに設定されます。 インストールおよびジョブ レコードは、ターゲット コンピュータがロックされている間は削除することができません。
RAC コンテナが失敗するときは、標準の更新機能にアクセスできます。 新しい OS インストールで実行できないためジョブが失敗した場合、更新前にジョブを RAC コンテナから削除できます。
新しいオペレーティング システムによる完全な更新が必要な場合は、RAC コンテナを削除し、新しい OS インストールを開始する必要があります。
選択されている RAC ポリシーで、RAC 自動化が不要であると規定されているか、またはジョブが設定されていない場合は、インストール レジスタがクリーン アップされるとすぐにターゲット コンピュータがロック解除されます。
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